昨年のQT(クオリファイングトーナメント)を35位で通過した資格で今年のレギュラーツアーを戦っている井上沙紀は、1997年生まれのまだ19歳。若きスター候補生の一人だ。
スポーツ万能美少女・井上沙紀フォトギャラリー
ゴルフを始めたのは10歳の時。当時テニスをやっていたこともあり、父親とスポーツ用品の量販店にラケットを買いに行った時に、ゴルフ用品売り場でパターを持ってボールを転がしている姿を父親が見て「やってみる?」と聞かれたのが始まりだったそう。父も趣味でゴルフはやっていたとのことだが、やるなら本気でということで、坂田信弘プロの坂田塾へ入門した。
小学校の頃にラグビーをやっていたという経歴から、ラグビー出身のプロゴルファーとして着目されがちだが、実はそのほかにテニスや水泳もやっていたスポーツ万能少女なのだ。幼稚園の頃には縄跳びで友達は10回くらいしかできない中、井上は楽に100回は飛べていたという。特に父親から何か運動に関してトレーニングを受けてきたわけではないらしく、元々の潜在能力が高いのだろう。
それだけ多くのスポーツをやっていながらゴルフを選んだ理由を聞くと、「ゴルフを始めてすぐにプロゴルファーになることに憧れを持っていました。当時は宮里藍選手に憧れていました。高校2年の時まで坂田塾でお世話になり、その後は姉にスイングチェックをしてもらいながら、現在に至る感じです」。
ツアーに同行してる姉も坂田塾出身でゴルフのことはよく熟知している。ルーキーイヤーとなる今年は、予選落ちも多くプロの厳しさを体で感じている。それでも井上は学ぶことが多いと目を輝かせて言う。
「今年はツアーで勉強させてもらっている気持ちでいっぱいです。ツアーで戦うためには、技術的なことはもちろんですが、精神的な部分やマネージメントが本当に大事だと言うことを、色んな先輩プロから学んでいます。あと、体の管理の重要性も実感しています」。
井上が言う体の管理とはトレーニングも含まれており、これだけの連戦を戦いきるには、絶対的な体力が必要になるし、自身の体に疲れを残さない努力も必要になる。
「トレーニングして体力をつけることで、スイングに良い影響を及ぼすのは当然ですが、疲れにくくなることもわかってきました。あと、今までストレッチなどはあまり重要視していなかったんですが、体のケアという面で大事だと感じています」。
ツアーに身を置いてこそわかるプロ意識が井上の中に確実に生まれつつある。そんな井上が今現在目標とする選手はリディア・コだ。同じ年代で、あそこまで強いゴルフができることに純粋に凄さを感じているとのこと。リディアと戦うためにも、今は精一杯学ぼうと、邁進している。