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パー5のバーディを増やす、同じ距離を打つ番手を2本入れるという選択肢【契約フリーから学ぶクラブ選び】
パー5のバーディを増やす、同じ距離を打つ番手を2本入れるという選択肢【契約フリーから学ぶクラブ選び】
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2019年5月14日 08時09分
皆さんの場合でいうと、特に180ヤードから200ヤードを打つクラブは一本に決める必要がないと思います。なぜかというと、不安定要素の非常に多い距離。池越えの180ヤードとアゲインストの転がすだけの180ヤードでは全然考え方が違います。そこに、その日の調子という最大の不確定要素が入ってくれば、もうお手上げです。なるべく最大の不確定要素を排除して、イメージの良いクラブを選ぶことができるのが望ましいです。
濱田さんのようなセッティングが一番生きるのがパー5でしょう。よく、2打目で欲張ってOBを打つくらいなら3オンしようと切り替えて刻んだ方がバーディが獲れる、という話を耳にします。ですが、残りの100ヤードにきっちり刻めたところで、その100ヤードが乗る保証はありません。
調子や状況に応じたプレーをする上で、こういうセッティングが非常に効果的になります。3番ウッドよりは曲がらないという保険がかかっていますし、ある程度の距離も稼いでいるわけですから、仮にチョロを打ったとしてもアイアンで刻むより3打目の距離は残らないかもしれません。マシという結果になると思います。ミスしたときのトラブルを最小限に抑えられる「クラブセッティングマネージメント」です。
前にも行きたいし、リスクも犯したくない人は、こういうぶ厚いセッティングが実は一番いい。さらに言えば、その残った距離の番手も2パターン用意できていたら最高ですよね。行くコースに合わせて保険を二段階でかけるとバーディの確率はグッと上がるでしょう。
ただし、そうなるとどこかの番手を削らなければいけなくなります。濱田さんの場合はウッドは4番だけに絞る方法もあると思いますが、女子ツアーのセッティングだとパー5を攻めるために減らすわけにもいかないところ。その辺りが悩みどころだと思います。ですが、アマチュアの皆さんには非常にオススメの戦略。長いクラブを一本抜いたとしても効果は非常にあると思いますよ。
解説・筒康博(つつ・やすひろ)/プロコーチ・フィッター・クラフトマンとして8万人以上のアドバイス経験を生かし、現在は最先端ギア研究所『PCMラボ』総合コーチ、インドアゴルフレンジKzヘッドティーチャーを務める。ALBA本誌ギア総研をはじめ様々なメディアでも活躍している。
濱田さんのようなセッティングが一番生きるのがパー5でしょう。よく、2打目で欲張ってOBを打つくらいなら3オンしようと切り替えて刻んだ方がバーディが獲れる、という話を耳にします。ですが、残りの100ヤードにきっちり刻めたところで、その100ヤードが乗る保証はありません。
調子や状況に応じたプレーをする上で、こういうセッティングが非常に効果的になります。3番ウッドよりは曲がらないという保険がかかっていますし、ある程度の距離も稼いでいるわけですから、仮にチョロを打ったとしてもアイアンで刻むより3打目の距離は残らないかもしれません。マシという結果になると思います。ミスしたときのトラブルを最小限に抑えられる「クラブセッティングマネージメント」です。
前にも行きたいし、リスクも犯したくない人は、こういうぶ厚いセッティングが実は一番いい。さらに言えば、その残った距離の番手も2パターン用意できていたら最高ですよね。行くコースに合わせて保険を二段階でかけるとバーディの確率はグッと上がるでしょう。
ただし、そうなるとどこかの番手を削らなければいけなくなります。濱田さんの場合はウッドは4番だけに絞る方法もあると思いますが、女子ツアーのセッティングだとパー5を攻めるために減らすわけにもいかないところ。その辺りが悩みどころだと思います。ですが、アマチュアの皆さんには非常にオススメの戦略。長いクラブを一本抜いたとしても効果は非常にあると思いますよ。
解説・筒康博(つつ・やすひろ)/プロコーチ・フィッター・クラフトマンとして8万人以上のアドバイス経験を生かし、現在は最先端ギア研究所『PCMラボ』総合コーチ、インドアゴルフレンジKzヘッドティーチャーを務める。ALBA本誌ギア総研をはじめ様々なメディアでも活躍している。