<ディライトワークスJGTOファイナル 2日目◇17日◇取手国際ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6811ヤード・パー70>
今年の「ファーストQT」を受験して、男子ツアー初の女子プレーヤーとなった寺西飛香留(てらにし・ひかる)。その記念すべき“デビュー戦”はトータル3オーバー・98位タイで予選落ちに終わった。
レギュラーツアーの主催者推薦選手選考会(マンデートーナメント)に挑戦したことはあるが、本戦に出場したのは初めてだった。初日に「75」と出遅れたが、この日は4バーディ・2ボギーの「68」と奮闘した。悔しい結果に終わったものの、「2日目はアンダーで回れたので、またチャンスがあれば、もっと上位でプレーできる可能性は感じました」と手ごたえを得た。
初日はショットのタテ距離やスピンコントロールに苦しんだが、この日はパーオンが14回と改善。同組の男子選手には、平均270ヤード超の飛距離を絶賛された。「飛距離の部分で『すごい、自信を持っていいよ』と褒めてもらえた」と胸を張る。今後ツアーを戦っていくうえで、武器になることを改めて実感した。
注目を集めた“プロ初戦”だったが、中継したABEMAのカメラにも「緊張しちゃうことはないですけど、映してもらうことがありがたいので、うれしいなと思います」とニコリ。次戦は22日、国内男子レギュラーツアー「カシオワールドオープン」(11月21~24日)の主催者推薦選考会に挑戦する予定だ。
そして、その翌週には日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテスト(10月29日~11月1日)が控えている。この経験を次の舞台につなげていきたい。