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初インターナショナルシリーズ・ジャパンは“満車御礼” LIV日本開催の可能性は?

多くのギャラリーが詰めかけた「インターナショナルシリーズ・ジャパン」。最高責任者が来年以降の開催と、LIVゴルフ日本大会開催の可能性について言及した。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年5月14日 14時00分

先週、アジアンツアーの高額賞金大会『インターナショナルシリーズ』が日本で初めて開催された。LIVゴルフをバックアップするサウジアラビア系ファンドPIFが出資しており、今大会の優勝賞金は36万ドル(約5300万円)。円安の影響もあるが、日本国内の大会と比べても高額で、LIV所属選手をはじめ世界トップクラスの選手が集結した。

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同シリーズは2022年にスタートし、今年で4年目。試合数は昨年と同じ10大会だが、開催地が広がり、その一環として日本が新たに加わった。インターナショナルシリーズ最高責任者のラルフ・シン氏は、日本開催に至った経緯を次のように話した。

「日本のみなさまに、少しでもインターナショナルシリーズを見てもらいたい。我々が何をしているのか、選手や大会の強みは何か。成長しているブランドだと知ってもらいたい。世界最大ゴルフ市場のひとつ(日本)での開催は、時間の問題だと思っていた。今回の開催をうれしく思う」

スケジュール調整、開催コース選定、経済面などの合意に1年ほどの時間を要したが、中国の高級酒メーカー『マオタイ』をタイトルスポンサーに迎えて実現に至った。マオタイが中国外で大会を行うのは今大会が初。日本開催について、同社の広報担当者は「日本はかなり大きくて大事なマーケットだから」と話していた。昨年秋には銀座に路面店をオープンするなど、日本へのPRを画策しているようだ。

3月に開催が発表され、わずか2カ月足らずで大会は行われた。準備期間の短さとや周知面での課題は残ったが、最終日には約600台収容するギャラリー駐車場が満車になり、当初の予想よりも多くのギャラリーが詰めかけた。日本のゴルフファンの関心の高さがうかがえる結果となった。

来年の日本開催について、ラルフ氏は「そうなることを願う。また戻ってきたいという姿勢は強く持っている。より大きく、より良く、より強い選手に参加してもらえる大会を開催したい」と意欲を示した。

また、LIVゴルフの日本開催についても言及。「実現するかどうかは、今後の計画やパートナーシップなど様々な要素が関わってくる。ただ、インターナショナルシリーズとしては、引き続き成長していくためにも、(各所と)話し合っていきたい。どのような方向に進むかは、時間が解決してくれると思う」。

今回の大いなる一歩が、日本とアジアンツアー、そしてLIVへの架け橋となるのか。これまでは青写真にすぎなかった『LIVゴルフ at 日本』。それが現実味を帯びてきたことを感じさせる4日間だった。(文・笠井あかり)

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