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“真似してほしい”女子プロのクラブセッティングランキング  青木瀬令奈、岩井姉妹、山下美夢有……1位は誰だ?

今年もハイレベルな戦いが繰り広げられる女子ツアー。日本だけでなく世界でも活躍する選手が増える中、女子プロたちは自分の特長を生かせるクラブセッティングでツアーで戦っている。そんなセッティングの中で、アマチュアに参考になるセッティングは誰なのか? クラブフィッター吉川仁が考える”アマに真似してほしい”女子プロのセッティングランキングトップ10を紹介しよう。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年4月30日 10時00分

第8位タイ 岩井明愛&千怜

"つかまるヘッド”ならフェースに乗せてラインを出しやすくなる


◇ ◇ ◇

8位タイは岩井明愛プロと千怜プロの2人。どちらもつかまるヘッド&動き過ぎないシャフトで組み合わせています。ドライバーはフックフェースで、アイアンはグースネックを使っています。球をつかまえて、”フェースの乗り感”が大事なのでしょう。ラインを出したい人は参考にしてほしいセッティングですね。

2人とも通常の5番アイアンの上に、UT代わりのぶっ飛び5番アイアンを使用しています。しっかり自分で上から打ち込める人は参考になる選択。UTはソールが広く、フェースに乗りやすいメリットがありますが、フェースがかぶり曲がる人も多い。女子プロにも、意外とUTが苦手な人がいます。飛び系アイアンで補うのは上手い手ですね。方向性を出すには、もってこいのモデルだと思います。

通常のアイアンも、軟鉄モデルですが、グースネックでラインが出しやすいのがメリットですね。ボールを低く抑えて打つこともできます。明愛プロは『N.S.PRO 950GH neo S』を使い、しっかりと打ち込みたいのでしょう。一方、千怜プロはカーボンシャフトを使い、多少クラブで上げたい意図が見られますね。

ドライバーはどちらも『 EZONE GT タイプS』(9度)を使いますが、使用シャフトが違います。明愛プロの『レクシスカイザM』はよりしなりを抑えて、千怜プロの『レクシスカイザL』はより先が走ってくれるモデルですね。

千怜プロは、FWではドライバーと同じ50g台のシャフトを使用。軽量なので、つかまえたい&上げたい人は参考になります。一方、明愛プロは60g台を使用。全体が短くなり重くなる分、し上から打ち込みたい人に合いますね。

いずれにせよ、自分で球をつかまえられないと性能を生かせないセッティングなので、注意しましょう。

【岩井明愛のクラブセッティング】

1W:ヨネックス EZONE GT タイプS(9度/レクシスカイザM 5S)
3・5W:ヨネックス EZONE GT(14.5・18度/レクシスカイザM 6S)
5I・6I:ヨネックス EZONE GT(レクシスカイザi 8S)
5I~PW:ヨネックス EZONE CB511フォージド(N.S.PRO 950GH neo S)
50・54・58度:ヨネックス EZONE W 501(N.S.PRO 950GH neo S)
PT:テーラーメイド スパイダーX カッパーホワイト スモールスラント
BALL:スリクソン Z-STAR XV

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【岩井千怜のクラブセッティング】

1W:ヨネックス EZONE GT TYPE S(9度/レクシスカイザL 5S)
3・5W:ヨネックス EZONE GT(14.5・18度/レクシスカイザL 5S)
5I:ヨネックス EZONE GT(23度/レクシスカイザ i 8S)
5I~PW:ヨネックス EZONE CB511フォージド(レクシスカイザ i 8S)
50・54・58度:ヨネックス EZONE W501(N.S.PRO 950GH S)
PT:オデッセイ WHITE HOT BLACK #5 CS
BALL:スリクソン Z-STAR XV 

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