ゴルフルールでは飛び過ぎを嫌うR&AとUSGAによって、様々な用具の規制が行われてきた。古くは2000年代の高反発(SLE規制)禁止に始まり、慣性モーメント(MOI)、長さなどを規制され、ゴルファーからすれば「もう、飛ぶドライバー開発って頭打ちなのでは?」と思う人も多いはず。
そこで、ALBA Netでは、禁断の企画を実施。主要ゴルフメーカーに協力を仰ぎ、精密で公平な測定ができるロボットテストで、飛ばせるドライバーをランキングしようというもの。人の主観やたまたまのナイスショットに左右されないというのが大前提だ。勝てば天国、負ければ地獄のこの企画に賛同してくれたのが下記のメーカー(クラブ)で、プロギアがロボットテストの場を提供してくれた。
テスト条件は下記。
①ヘッドスピードはクラブ長を問わず42m/sに統一(ロボットがクラブごとに出力を調整)
②完全なストレート軌道&スクエアヒット&フェーススコアラインの真ん中打点
③入射角はアッパー2.4度
④打球数はスピン量エラーを除いた5球平均
⑤ボールは24時間25度の環境で保管したタイトリスト『ProV1』を使用
計測機器はプロギアのカメラ式最高機種『RED EYES』を使用。飛距離はキャリーとランの合計。人間のスイングは千差万別ですべての条件下でテストを実施するのは難しいため、最もオーソドックスな条件を設定した。今回の測定結果はあくまでもこの条件下での結果というのが前提になる。
また打点や左右打出角の調整等、クラブ1本計測するのに半日かかることも。そのため今回のテストを実施するにあたりクラブ本数に上限があり、各メーカー1モデルに限定し自信のあるクラブを指定してもらった。そのクラブリストが下記14本(メーカー名五十音順)。なお、スペックはメーカー指定になる。このうち、上位5位までを発表する。
・キャロウェイ『ELYTE』10.5°純正ベンタスグリーン5S
・グローブライド『24ONOFF AKA』10.5°純正SMOOTH KICK MP-524D-S
・コブラ『DS-ADAPT LS』10.5°純正スピーダーNX for COBRA-S
・ダンロップスリクソン『ZXi LS』9°純正べンタスZXi-S
・テーラーメイド『Qi35』10.5°純正ディアマナTM50S
・ネクスジェン『NS250』9.5°SS RED
・ピン『G440LST』9°純正TOUR 2.0 BLACK65S
・ブリヂストン『B3 MAX』9.5°純正ヴァンキッシュBS40 for MAX-S
・プロギア『RS MAX』9.5°TENSEI FOR PRGR-S
・本間ゴルフ『TW767 LS』9°純正ヴィザードEZ-C-S
・マジェスティ『マジェスティロイヤル』9.5°純正LV560-S
・ミズノ『ST-X 230』10.5°純正Tour AD GM D55-S
・ヤマハ『インプレスDRIVESTAR TYPE/D』10.5°純正スピーダーNX TM-425D-S
・ヨネックス『EZONE GT MAX』10.5°純正AK-04GT-S
次ページ以降、5位より順次発表、あわせて計測画面も掲載する。
どのドライバーが本当に飛ぶのか? リアルな飛距離ランキング【禁断のロボット試打】
どのドライバーが本当に飛ぶのか? リアルな飛距離ランキング【禁断のロボット試打】
禁断の企画発動!? ゴルフクラブ試打マシーン・ミヤマエ『ロボ3』を持つ、プロギアのR&Dセンターで精密検証!
配信日時:2025年6月11日 10時30分
連載
禁断のロボット試打