PGAツアー
米国男子
ア・ミリタリー・トリビュート at ザ・グリーンブライヤー
日程 2018年7月5日-7月8日賞金総額 ―
TV/ネット放送予定素晴らしき「トリビュート」になったグリーンブライアー【舩越園子コラム】
素晴らしき「トリビュート」になったグリーンブライアー【舩越園子コラム】
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2018年7月9日 03時07分
ワッグルのような動作をしなければスイングが始動できない奇妙な症状に陥り、スロープレーを激しく批判されたこともあった。必死の練習で、その症状をわずか数日間で直し、次戦では格段に早くプレーしたが、スロープレーヤーのレッテルはなかなか払拭されず、ナ自身、辛い想いを長年、味わってきた。
「何度も勝利に近づき、そして何度も負けた」。松山英樹とプレーオフを戦って敗北した14年の「メモリアル・トーナメント」もその一つ。だが、どんなときもナはグッドルーザーだった。敗北した直後、すれ違いざまに「おめでとう、ジャパン」と私はナから声をかけられた。あの日のあの瞬間の彼の潔さは、今でも忘れられない。
結婚し、子供が生まれ、父親になったばかり。そんなナの努力が6年9カ月ぶり、ほぼ7年ぶりにようやく報われ、ミリタリー・トリビュートが同時にナ・トリビュートになったことを、グリーンブライアーの人々も喜んでいたに違いない。
後味が爽やかな、いい大会だった。
文・舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)
「何度も勝利に近づき、そして何度も負けた」。松山英樹とプレーオフを戦って敗北した14年の「メモリアル・トーナメント」もその一つ。だが、どんなときもナはグッドルーザーだった。敗北した直後、すれ違いざまに「おめでとう、ジャパン」と私はナから声をかけられた。あの日のあの瞬間の彼の潔さは、今でも忘れられない。
結婚し、子供が生まれ、父親になったばかり。そんなナの努力が6年9カ月ぶり、ほぼ7年ぶりにようやく報われ、ミリタリー・トリビュートが同時にナ・トリビュートになったことを、グリーンブライアーの人々も喜んでいたに違いない。
後味が爽やかな、いい大会だった。
文・舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)