今週は「LIVゴルフ」第8戦がスペインのバルデラマで開催。開幕前日の木曜日、その会場をPIF(パブリック・インベストメント・ファウンド)のヤシル・アルルマヤン会長が訪れ、一部のチームキャプテンを集めてミーティングを開いた。
先月6日、サウジアラビアの政府系ファウンド、PIFは突如、米PGAツアー、DPワールド(欧州)ツアーとの新会社設立を発表。PIFが超高額賞金大会「LIVゴルフ」の財政をバックアップしているからこそ、来季以降の「LIVゴルフ」の存続を含め、その動向に注目が集まっている。
アルルマヤン会長はこの電撃発表のあとも、多くのLIVゴルフ選手に連絡を取り、現状や今後について説明をしてきたという。だが、選手らとミーティングを開いたのは今回が初めて。アルルマヤン会長は「LIVゴルフはわが子だ」と称し、来季以降も継続の意向を示した。
会場では、アルルマヤン会長がLIVゴルフCEOのグレッグ・ノーマン(オーストラリア)と一緒にゴルフカートに乗りながらコースを回り、選手らと対話を続ける姿が目撃されている。
多くのLIVゴルフ選手は、リーグ継続を希望しているとのこと。その一方で、PGAツアーの出場資格を再び得られれば、一部のみで参戦することを希望する選手もいるという。
現在締結されている契約の骨組みでは、PGAツアーのメンバーを停止されている選手は再びメンバー資格を得るとされている。(文・武川玲子=米国在住)