サウジアラビアの政府系ファンド(PIF)が支援を打ち切るとの報道が広がる中、LIVゴルフが新たな体制強化を発表した。
米ウォール・ストリート・ジャーナルは29日、LIVゴルフが30日に選手やスタッフへ、PIFが2026年シーズン限りで撤退する方針を通達すると報じた。資金面の不透明感が一気に高まる中での動きとなった。
こうした状況のなか、リーグは30日、独立取締役会の設置と新たな取締役人事を発表。長期的な資金パートナーの確保や、複数投資家による体制への移行を進める方針を打ち出した。
新設された取締役会は、企業再建や戦略分野で実績を持つジーン・デービス氏とジョン・ジンマン氏が主導。経営陣と連携しながら、組織基盤の強化と新たな投資機会の検討を進めるという。
リーグ側は、2026年シーズンのエンゲージメントが過去最高を記録し、収益も前年比100%増と大きく伸長したことを強調。世界中の投資家やパートナーとの協議を進めているとした。
一方で、運営面でも不安材料が出ている。6月に予定されていたルイジアナ大会の延期が決まり、リーグはサッカーW杯の影響を考慮した「戦略的判断」と説明したが、今回の報道と合わせて波紋を広げている。
さらに米メディアは、一部のマネジメント会社が選手のPGAツアー復帰の可能性を探っているとも伝えた。資金面の懸念が強まる中で打ち出された組織強化策。LIVゴルフの今後は、依然として不透明な状況にある。
