2021年「KKT杯バンテリンレディス」でルーキーながら優勝を果たした山下美夢有。念願の初勝利を挙げた19歳の脳裏には、レジェンド中嶋常幸のことばがあった。
オフに縁あって中嶋との合宿を3日間行ったという山下。その時の教えは2つ。『重圧を楽しむこと』と『スコアへの意識』だった。
「優勝争いのときは『プレッシャーを感じるとは思うけど、それを楽しみながらプレーしていった方がいいよ』と言われました。あとは、『もっとスコアに対して考えた方がいい』『ショットは曲がるもんや』。それをどうカバーしていくかが大事』と」
その教えに従い、苦手だったアプローチの鍛錬を重ねた結果、ショートゲームがメキメキと上達した。2020-21年シーズンのリカバリー率(パーオンしないホールでパーかそれより良いスコアを獲得する率)は70.0127%を記録して全体1位。ツアートップクラスの“寄せ巧者”に生まれ変わった。