ゴルフを愛するみなさん、こんにちは。原田香里です。アメリカの女子ツアーが開幕し、笹生優花さんが2試合続けて優勝争いを見せてくれました。あと一歩で優勝こそできませんでしたが、実力者たちにまじっての堂々の戦いぶり。自分をしっかり持った地に足の着いた姿勢は、全米女子オープン優勝者の風格を十分に漂わせていました。気負いもなく自分のゴルフをしっかり続ける様子を見ると、この先への期待を抱かずにはいられません。
渋野日向子さんの参戦は3月からになるようですが、ツアー5勝の畑岡奈紗さん、ルーキー古江彩佳さんの2人も加わる様子は、3月からの日本ツアーと併せて楽しみです。
その米ツアー開幕戦のヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャピオンズは、過去2年間のツアー優勝者など実力者しか出場できない大会でした。ここにレジェンドのアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が出場していたのに驚いた方も多かったのではないでしょうか。
実はこの大会、プロアマ形式での開催でした。29人の選ばれしプロと、アマチュアを含むセレブリティ枠の50人が、4日間、一緒にプレーしました。チーム戦ではなく、プロたちはプロたちだけで通常と同じ72ホールのストロークプレーで勝負し、アマチュア中心のセレブリティたちは、別な試合を行っていたのです。
プロのスコアが『●アンダー』などとなっているのに対し、セレブリティのスコアは「138」などと書かれていたのに首を傾げた方もいたのではないでしょうか。日本ではあまりなじみがありませんが、こちらだけがステーブルフォード方式というポイント制のゲーム形式になっていたからです。
これは、スコアが決められたポイントに変換されるものです。イーグルなら5点,バーディなら3点、パーなら2点,ボギーなら0点,ダブルボギー以上ならマイナス1点、なので、ストロークプレーとは違って積極的に攻めてポイントを稼いだほうが有利になるゲームです。
例えば、飛ばし屋なら2オンの狙えるパー5では、ミスしてパーに終わっても2ポイント、もっとトラブルでボギーでも0ポイントですが、イーグルが獲れれば5ポイントとなります。ストロークプレーなら、狙うかどうか迷う場面でも、狙う選択をする選手が圧倒的に多くなるギャンブル性の高いフォーマットです。米ツアーではメジャー裏の大会で採用されていたり、国内男子ツアーのアコムなどで採用されていました。
セレブリティが出場するプロアマ形式のトーナメントは、お祭りの意味合いが強いものがあります。プレーする側も見ている側も、それで盛り上がって楽しむ。これをチャリティにつなげるというわけです。
セレブリティ部門でプレーしたアニカは、元メジャーリーガーのデレク・ロウ選手と同ポイントでプレーオフを行い、敗れるという面白い展開になりました。