テレビ視聴者からの指摘で罰打が付与されたケースとしては、2014年の国内男子メジャー「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」がある。最終日の11番ホールでイ・サンヒ(韓国)が本人曰く「小石をどけようと」と払いのけようとした時の行為がグリーンを抑えつけたと判断、首位タイでホールアウトしたものの、ホールアウト後に2罰打が付与され優勝を逃した。
また、海の向こうでは17年の米国女子メジャー「ANAインスピレーション」でレクシー・トンプソン(米国)が3日目の17番でグリーン上のマークから異なる地点でプレーしたことが視聴者からの指摘で判明。これにより誤所からのプレー(2罰打)と過少申告(2罰打)により4罰打が、1日たった最終日のラウンド中に告げられてタイトルを逃した。これにはタイガー・ウッズ(米国)らも「視聴者は競技委員ではない」とコメントし、その意見を採用した運営側にも疑問の声が挙がった。
これを受けてR&AとUSGAは同年ルールにおける新たな裁定となる34-3/10を追加した。ビデオ検証の採用を制限する内容で今回同様に「肉眼ではわからない程度の事象」や、「プレーヤーが合理的な判断で決定したこと」がビデオによりルール違反が判明しても、それを採用しない裁定を下すことができるとしている。