2017年の「アクサレディス」以来、産休を挟んで4年ぶりの勝利となった若林は、ベテランの優勝が続く状況に上田から続く、いい連鎖があると感じている。
「私と同世代の人たちが優勝するというのはすごく刺激になりますし、そういう流れがあると思います。桃子さんが優勝したから、りつ子さんが優勝したから、私も頑張れる。若い世代に負けないぞ、となっています」
若くて強い選手がたくさん出てきたけど、私たちの世代だってまだやれる。同級生が勝つことでその思いは確信へと変わる。そして自信になる。勝みなみが優勝し、多くのアマチュア、特に黄金世代の選手がツアーで活躍したときと真逆の現象がそこにはあった。
以前、申ジエに黄金世代、プラチナ世代の選手たちについて聞いたときに言われた。「若い選手たちも素晴らしいですが、日本ツアーの素晴らしいところはベテランの選手たちが活躍していることです。これはほかのツアーではなかなか見られないことですよ」。その言葉通り、今年優勝していない選手でも、大山志保、藤田さいき、原江里菜、そしてイ・ボミ(韓国)…。ここで全員を挙げられないほど、まだまだ頑張っているベテラン選手はたくさんいる。
とはいえ、このまま若くて勢いのある選手たちが黙ってみているとは思えない。百戦錬磨の選手たちに、若い選手たちはどう立ち向かっていくのか。まだまだベテラン勢の活躍は続くのか。また、仕事が手につかなくなるようなドラマに期待したい。(文・秋田義和)