シェフラーやマキロイなど、トッププロのグリップを見ると、右手を上から握る“ぞうきん絞り”グリップを採用している選手が多い。左手はナックルが3個見えるフック、右手はナックルが1~2個見えるスクエアという、『次世代フックグリップ』とも言える握り方だ。この握りをアプローチに取り入れているという鍋谷太一に、そのポイントを聞いた。
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僕は、練習場での些細な一球でも、アドレスに入ったら必ず、握り方、足の向き、フェースの向きを確認しています。それらは感覚に左右されない揺るぎないものであり、ゴルフの基本です。また、打つ前の動作なので、意識次第でいつも同じにできますし、質の高い練習にもつながると思っています。
特に握り方は大事ですよね。たとえば、スライスで悩んでいる人がフックグリップに変えるだけで、球筋は大きく変わります。体の動きが同じでも、握りを変えるだけでフェースの動きは変わる。球筋に大きな影響を及ぼす握り方の役割は、小さくないと思っています。
僕はショットでは両手ともにややフックで握りますが、アプローチでも同じ握り方だとボールがフェースの上を滑ってしまうことも。狙ったラインに打ち出せないばかりか、ショートしてグリーンに届かないこともあります。
そこで、堀尾研仁コーチと相談し、去年くらいからアプローチだけ右手はスクエアに握るようにしました。こうするとロフト管理がしやすく、ボールをフェースに乗せやすいんです。完璧なインパクトでなくても距離感が安定し、チャンスメイクにつながるようになりました。
■鍋谷太一
なべたに・たいち/1996年生まれ、大阪府出身。2023年の「カシオワールドオープン」でツアー初優勝。2022年から4年連続で賞金シードをキープしている。
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