2024年のシェフラーは「マスターズ」優勝を含む年間7勝を挙げ、フェデックスカップ年間王者に輝いた。5月には長男ベネットくんが誕生し、パリ五輪では金メダルを獲得。公私ともに充実した1年を過ごし、ディフェンディング・チャンピオンとして今大会に臨んだ。
年間を通じて、あらゆるデータがシェフラーの強さを物語ってきたが、唯一、彼の弱点と言われてきたのはパッティングだった。
PGAツアーにおけるシェフラーの2023年のパットのランキングは、驚くなかれ、162位という低迷ぶりだったが、2024年は77位までアップさせることに成功。しかし、世界ランキングでもフェデックスカップ・ランキングでも堂々1位を誇るシェフラーが、パットだけは77位というのは、あまりにもアンバランスで、彼自身、大きな課題であることを痛感していた。
それでも年間7勝を挙げたことは事実だが、2025年シーズンを見据え、「パッティングをなんとかしたい」と考えたシェフラーは、今週のヒーロー・ワールド・チャレンジでクロウグリップを採り入れた。
「長いパットを寄せることは、これまでも上手くできていた。ロングパットはレギュラーグリップのままでいい。問題は4.5メートル以内の短めのパットだ。カップに近づけば近づくほど問題だった」
