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馬場咲希は“4ラウンド目”で初のアンダーパー 初日から圏内キープ「うまく戦えている」

昨年、悔しい思いをした舞台で、馬場咲希が1年間の成長の跡を見せている。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2024年12月8日 03時30分

<LPGA Qシリーズ(最終予選) 3日目◇7日◇マグノリア・グローブGC(米アラバマ州)◇クロッシングズC=6664ヤード・パー72、フォールズC=6643ヤード・パー71>

2年連続で最終予選会に出場している馬場咲希。使用されている2コースのうち、難度の高いフォールズコースでは昨年「74」「71」、今年の2日目に「72」とアンダーパーを出せていなかった。昨年はフォールズでの苦戦が響いて62位に終わり、ルーキーイヤーは下部のエプソン・ツアーが主戦場になった。

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そして迎えたこの日、4バーディ・2ボギーの「69」をマークし、フォールズコースでは自身初のアンダースコアを記録。トータル3アンダー・20位タイとし、来季出場権獲得圏内のトップ25を維持した。

前日は終盤16番から連続ボギーを喫し、オーバーパーへと転落した。「きのうに引き続き、耐える場面が多かった。その中でアンダーで回りたいという気持ちが強かった」とリベンジに燃えた一日だった。インからティオフして12番でボギーが先に来たが、バウンスバック。1つ伸ばして折り返すと、後半も2バーディ・1ボギーと伸ばした。

「ティショットはきのうに比べて良かった。決めなきゃいけないパッティングを決められた」と、絶妙な距離のバーディパットをテンポよく沈めた。とはいえ、満足はしていない。「けっこう耐えていたから、プラマイゼロという感じ」。米ツアーへの想いはこの一年間でより強くなり、その高い意識が今週のプレーにも反映されている。

初日から圏内をキープしている状況に、「圏内にいられるのはいいこと。もうすこし伸ばしたいけれど、今の調子でまあまあうまく戦えている」と冷静に分析。丁寧に18ホールを重ね、好位置で折り返し地点を迎えた。

残り2日間、36ホール。「いいスコアを出せるように」とクロッシングズコースでの伸ばしあいを目指し、ラストスパートへと入る。(文・笠井あかり)

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