2019年「アジア女子アマ」での佐渡山理莉【写真】
2015年「全国中学校ゴルフ選手権春季大会」優勝など、ジュニア時代に数々の実績をつくり、16年から18年までJGAナショナルチームに在籍していた佐渡山理莉が、最終プロテストに駒を進めた。
佐渡山は19年のプロテストを同じ2000年生まれの古江彩佳や西村優菜らと受験をしたが、失敗。翌20年には中国ツアーのQTに挑戦して突破はしたが、コロナ禍により外国人選手が中国に受け入れられず、一試合も出場することができなかった。
そんな状況下で「やっぱり試合に出たい」と考えた佐渡山は、マイナビネクストヒロインツアー(MNGT)に参戦。MNGTは将来ツアーで活躍することを目指す若手女子ゴルファーが経験を積むための場を提供するトーナメントとして、19年に始まったツアーだ。
「試合と練習では同じラウンドでも、まったく別物なんです。試合の中でしか組み立てられない場面というのが、必ずあるんです。試合でスコアをつくっていくためには、そのときの置かれている状況や調子などで、マネジメントしていかなければなりません」と、佐渡山はいう。
「勝負どころで自分のゴルフができる強い気持ちを、そしてプレッシャーがかかっても安定しているスイングの再現性を高めていきたい」とMNGTの試合に臨んでいた佐渡山だが、初戦は14位と奮わなかった。ちょっとしたドライバーの不調に悩んでいた。MNGTにはこれまで6試合に出場してフェアウェイキープ率が45.780パーセント。これでは戦っていけないし、プロテストの通過も難しい。そこで佐渡山が下した決断は「シャフトを替える」ことだった。
プロテスト第1次予選直前にドライバーのシャフトを挿し替えた佐渡山は、第1次予選(D地区・信楽CC田代C)を4アンダー14位タイで通過。そして第2次予選(C地区・呉CC)も、1アンダー15位タイで通過した。
プロテストが始まる前は「プレッシャーがかかった場面で自分のスイングができず流れをつくれていない」と話して佐渡山だが、どうやらドライバーショットが安定して、ゲームのリズムをつくっていけている様子。
最終プロテスト(大洗GC)は11月1日から4日間の日程で開催される。合格を勝ち取りすでにツアーで活躍している同じ2000年生まれのライバルたちに追いつくことができるか。カギはドライバーショットにある。(文・河合昌浩)
