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比嘉真美子の気を抜かない練習が“最高のいつも通り”につながった【辻にぃ見聞】
比嘉真美子の気を抜かない練習が“最高のいつも通り”につながった【辻にぃ見聞】
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2018年4月17日 04時55分
その集大成が18番ホールのセカンドショットだった。ピンまで212ヤード。左からアゲインストの風。ここで5Wを握った比嘉の打球は、「本人も飛びすぎた」と感じたというようにグリーン中心に着弾すると右奥のカラーまで転がっていった。この一打に素振りの成果が詰まっていたという。
「風を入れればクリークで230〜40ヤード飛んでいました。もちろん飛べばいいというものではありません。ただ、スイングが素晴らしかった。普段スイングさせているときの、もしくはそれ以上に良いものでした。まさに“いつもの練習どおり”。優勝争いをしていて、攻めなければいけない重圧がある中、あのスイングができたのは、絶対に手を抜かない練習の賜物だと思います」
それでもコーチだけに最後には厳しい言葉。「とはいえ現状は比嘉さんの目指す完成度のまだ60点です。まだまだたくさんの伸びしろがありますから」と締めた。
■不動裕理の素振りは“イメージ”に向かっている
地元・熊本勢で最上位に入ったのがツアー50勝の不動裕理。淡々と同じテンポでプレーする姿に、同組で回った川岸史果や三浦桃香が「どんなときでも同じリズムで変わらないのがすごい」と改めてレジェンドのすごさを感じたと言う。
「不動さんは練習からどんな球が出ようとも、同じリズムで振り続けています。スイングの動きのことは一切考えていません。どういう球を打つか。そのイメージで球を操っています。“ドローを打つからこういう動きをして…”なんてことは一切ありません。人間は“こういう球を打とう”としたら、実現するための動きを勝手にするようにできている。試合中の素振りもそう。出来上がったイメージに向かって、それを実現できるかどうか確認の素振り。動きのチェックなんて一切していません。それが不動さんが変わらないリズムで打てる理由の1つです」
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
「風を入れればクリークで230〜40ヤード飛んでいました。もちろん飛べばいいというものではありません。ただ、スイングが素晴らしかった。普段スイングさせているときの、もしくはそれ以上に良いものでした。まさに“いつもの練習どおり”。優勝争いをしていて、攻めなければいけない重圧がある中、あのスイングができたのは、絶対に手を抜かない練習の賜物だと思います」
それでもコーチだけに最後には厳しい言葉。「とはいえ現状は比嘉さんの目指す完成度のまだ60点です。まだまだたくさんの伸びしろがありますから」と締めた。
■不動裕理の素振りは“イメージ”に向かっている
地元・熊本勢で最上位に入ったのがツアー50勝の不動裕理。淡々と同じテンポでプレーする姿に、同組で回った川岸史果や三浦桃香が「どんなときでも同じリズムで変わらないのがすごい」と改めてレジェンドのすごさを感じたと言う。
「不動さんは練習からどんな球が出ようとも、同じリズムで振り続けています。スイングの動きのことは一切考えていません。どういう球を打つか。そのイメージで球を操っています。“ドローを打つからこういう動きをして…”なんてことは一切ありません。人間は“こういう球を打とう”としたら、実現するための動きを勝手にするようにできている。試合中の素振りもそう。出来上がったイメージに向かって、それを実現できるかどうか確認の素振り。動きのチェックなんて一切していません。それが不動さんが変わらないリズムで打てる理由の1つです」
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。