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畑岡奈紗が記録づくめの圧勝V!再度米挑戦へ「チャレンジしたい気持ちが9割」

畑岡奈紗が記録づくめの圧勝V!再度米挑戦へ「チャレンジしたい気持ちが9割」

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2017年10月1日 18時52分

「朝から緊張していましたが、チャンスを1つ1つものにしていこうと頑張りました。優勝争いは相手が目の前にいる中で自分のプレーをするのが難しいのですが、今日は20アンダーという自分が立てた目標に集中できた」。首位スタートにも守りに入らず、“畑岡奈紗”らしくアグレッシブにピンを攻めた。

今日の勝利で米ツアーへのチャンスはさらに高まった。賞金ランクが17位に浮上し、このまま「富士通レディス」までに35位以内をキープできれば、11月3日(金)〜5日(日)に開催される日米共催試合「TOTOジャパンクラシック」に出場できる。もし、この大会で勝つことができれば、QTを待たずして来季の米国ツアーの出場権を獲得できる。「そこは意識していました。(出場権を得られそうで)嬉しいですね」と話す。

加えて更なる自信も。「あくまでも日本での2試合なので単純比較はできないが、スコアだけで言えばアメリカでも上位で戦えると思う」。2週連続での圧勝劇。それも先週はメジャーを勝ったばかりの李知姫(韓国)を撃破、さらに今週は元世界ランク1位の申ジエ、日本1戦1勝のキム・ヘリム、世界ランク6位のチョン・インジ全米オープン2位のチェ・ヘジンと、世界の強豪たちに大差をつける完勝劇。勝ちっぷりだけを見れば、米国ツアーで戦える実力は十分にあることは明らかだ。

誰もが気になるアメリカへの再挑戦。畑岡は、「これは自分だけの問題ではないので、両親と話し合いたいが」と前置きしたうえで、「米QTを受けようと思ってる」と来年の米ツアー参戦を示唆。「もう一回チャレンジしたい気持ちあります」。「先週はその気持ちが7割と話していましたが」という質問には、「今は9割くらいですね」と力強く答えた。

その中には自信と共に今年の反省を生かしたい、という思いもある。「今年は準備がままならないまま行ってしまいました。来年は経験を活かして、出場権を獲れたら万全の状態で行けるようにしたい」。家を借りずホテル暮らしとなり体を休められなかったこと、試合スケジュールを上手く組めずコンディションを作れなかったこと。今の調子と経験を踏まえれば、今年と同じ轍は踏まないはずだ。

技術的に取り組みたい課題も明確だ。「まだ正直甘い部分はありますね。技術的にはまだショートゲームが足りなかったと感じています。アメリカのほうがよりピンポイントに狙っていかないといけないので、その精度、そして外した時にアプローチ、パターで凌げなかった」。加えてストロングポイントであるショットもまだ物足りない。「もっと飛距離が出るといいですが、それ以上に今の飛距離を保ったまま正確性を高めたいです」。来季の開幕までさらなるレベルアップが必要だと感じている。

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