この大会では今季元気のなかった原江里菜が2日目に“64”を出し、存在感を発揮。最終日の上がりの3ホールではインパクト後に手を離すなどまだ本調子ではないが、オフに取り込んだスイングスピードを上げる取り組みを辞めるという苦渋の決断が功を奏した結果だ。辻村氏は「早く気がつけて良かったのでは」といい方向に向かっていると評価。これまでは速く振ろうとするあまり「切り返しが安定せず、シャフトが暴れてしまってました。シャフトが静まる前に切り返していたので、身体の開きが早くダイミングがとりずらかったのではないでしょうか」。まだ完全に復調とはいっていないが、「いい方向に進んでいるのは間違いないです。少しずつ時間をかけながら、自分のタイミングと身体のポイントを取り戻してほしい。しかし、パッティングは好調なようですね!」と辻村氏。勇気ある撤退をした原、これからはツアーを盛り上げてくれそうだ。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。コーチ転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、濱美咲らを指導。今季は上田の出場全試合に帯同し、様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。