開幕直後の3月はまだ寒い日も多いですが、できるだけ早めに上位に入ること。優勝争いができるくらいの位置に1試合でも入ると少しは気持ちが楽になるでしょう。
そんなことはわかって準備をしてきているはずですが、なかなかうまくいかないこともあります。難しいことではありますが、3月に今ひとつうまくいかなくても一喜一憂しすぎないこと。平らな気持ちで戦って確実に予選を通過し、上位に行ったらラッキー、というくらいの気持ちでいるほうが、その後の月日を過ごすのによいのではないでしょうか。
状況次第ではありますが、今年は今のところ3月中の試合はすべて(4試合)ギャラリーの皆さんに見ていただけることが決まっています。コロナ禍でお客様のいる状況での試合経験が少ない選手たちと、それ以前を経験している選手たちが、本来のトーナメントの姿の中でどんな風にプレーするのか。それもまた興味深いところではあります。プロゴルファーとしてたくさんのギャラリーの方に見られ、その中で優勝するあの感覚、感動をぜひ!! 一人でも多くの選手に経験してほしいと思います。優勝して勉強になることもたくさんありますから。
素晴らしいプレーには温かい拍手がたくさんいただけるような試合ができるだけ多く開催されること。選手たちがケガをすることなく、心身ともに元気にプレーする姿が見られること。それを祈りつつ、開幕戦からツアーを見守りたいと思います。
原田香里(はらだ・かおり)
1966年10月27日生まれ、山口県出身。11歳からゴルフを始めると、名門・日大ゴルフ部に進み腕を磨いた。89年のプロテストに合格しプロ転向。92年の「ミズノオープンレディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝。93年には「日本女子プロゴルフ選手権大会」、「JLPGA明治乳業カップ年度最優秀女子プロ決定戦」勝利で公式戦2冠を達成。98年には賞金ランキングでも2位に入るなど通算7勝の活躍。一線を離れてからは日本女子プロゴルフ協会の運営に尽力。今年の3月まで理事を務めていた。