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米下部ツアーも選択肢 別ルートを歩んできたプラチナ世代が模索する来季のプラン
米下部ツアーも選択肢 別ルートを歩んできたプラチナ世代が模索する来季のプラン
配信日時: 2021年12月15日 03時43分
「初日2アンダーで前半を終えて、今までなら“このまま伸ばしていこう”と思うところを10番でボギーを叩いたことで“セーブしよう”となってしまいました。4日間通してアウトでは3アンダーなのにインで10オーバー。すべてアウトスタートでしたから後半に落とした。インコースに苦手意識があったわけではないんです。自分で“イーブンでいいや”という考え方になってしまった。プレッシャーがかかっていたのかな」
体調が優れなかったことも加わって、らしさが失われた山口は一日も合格圏内の20位以内に入れず最終的にトータル7アンダーの30位タイ。日本女子プロゴルフ協会の正会員となることはできず、来季の日本ツアーへの参戦はかなり限定的となった。
現状、来シーズンに日本で出られる可能性があるのは「日本女子オープン」のみ。予選会を勝ち抜けば出場が可能だ。だが、アマチュア資格を破棄しており、世界ランキングが300位以内ではない山口がほかの試合で出場権を得るのはかなり厳しい状況と言わざるを得ない。そういったことも加味して、「女子オープンで通って上位に行くのが目標です。プロテストはそれからになると思う」と来季もテストを受けることを念頭に置いている。
一方で、再び米で腕を磨くという選択肢もある。下部ツアーにあたるシメトラツアーの出場資格を保持しており、今年の2次予選会で落ちた人たちよりは上のカテゴリだ。協会からは「今年だったらリシャッフルまで出られるよ」とは言われているが、世界の情勢もあり、すぐに「渡米します」というわけにはいかない。「チャンスがあるなら試合に出たいですが、来年も出られるか分からない。行くだけでも大変なのに、もし出られなかったら…」。
この3年間米国で揉まれて成長している自負はある。強い風のなかでの経験が多かったことで、対応する引き出しも増えた。今年は日本での森守洋氏に加えて、「すぐに見てもらえるように」と米在住のコーチもつけて、球筋をドローからフェードにしてショットへの手ごたえもつかめている。だからこそ、それらをブラッシュアップするための試合は喉から手が出るほど欲しい。しかし、費用はもちろん、コロナ禍の影響で自主隔離もある。行けばある程度の期間は滞在することとなる。その状況で行くだけの価値があるのか。判断はすぐには下せない。
プロテストの後はひたすら練習の日々。「試合は…これが初めてですね」とこの日は久々の実践だった。プロテストまであと11か月。再び輝くために―。先人のいない道なき道を切り開いていく。
体調が優れなかったことも加わって、らしさが失われた山口は一日も合格圏内の20位以内に入れず最終的にトータル7アンダーの30位タイ。日本女子プロゴルフ協会の正会員となることはできず、来季の日本ツアーへの参戦はかなり限定的となった。
現状、来シーズンに日本で出られる可能性があるのは「日本女子オープン」のみ。予選会を勝ち抜けば出場が可能だ。だが、アマチュア資格を破棄しており、世界ランキングが300位以内ではない山口がほかの試合で出場権を得るのはかなり厳しい状況と言わざるを得ない。そういったことも加味して、「女子オープンで通って上位に行くのが目標です。プロテストはそれからになると思う」と来季もテストを受けることを念頭に置いている。
一方で、再び米で腕を磨くという選択肢もある。下部ツアーにあたるシメトラツアーの出場資格を保持しており、今年の2次予選会で落ちた人たちよりは上のカテゴリだ。協会からは「今年だったらリシャッフルまで出られるよ」とは言われているが、世界の情勢もあり、すぐに「渡米します」というわけにはいかない。「チャンスがあるなら試合に出たいですが、来年も出られるか分からない。行くだけでも大変なのに、もし出られなかったら…」。
この3年間米国で揉まれて成長している自負はある。強い風のなかでの経験が多かったことで、対応する引き出しも増えた。今年は日本での森守洋氏に加えて、「すぐに見てもらえるように」と米在住のコーチもつけて、球筋をドローからフェードにしてショットへの手ごたえもつかめている。だからこそ、それらをブラッシュアップするための試合は喉から手が出るほど欲しい。しかし、費用はもちろん、コロナ禍の影響で自主隔離もある。行けばある程度の期間は滞在することとなる。その状況で行くだけの価値があるのか。判断はすぐには下せない。
プロテストの後はひたすら練習の日々。「試合は…これが初めてですね」とこの日は久々の実践だった。プロテストまであと11か月。再び輝くために―。先人のいない道なき道を切り開いていく。