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小田龍 5年ぶりの優勝で “師”勇太と抱擁

小田龍 5年ぶりの優勝で “師”勇太と抱擁

配信日時:2014年11月2日 17時56分

<マイナビABCチャンピオンシップ 最終日◇2日◇ABCカントリー倶楽部(7,130ヤード・パー71)>

 18番で優勝を決めるパットを沈め、ガッツポーズをする小田龍一。そこに池田勇太が向かい、がっちりと抱き合った。「18番グリーンで待っていたのには気づいていました。笑っているぞって思いながら。(今まで優勝のチャンスを逃して)待たせていましたから」と小田。「マイナビABCチャンピオンシップ」最終日、1イーグル・7バーディ・ノーボギーの会心のゴルフで“師匠”と歓喜を味わった。

小田龍一、好調は“先輩”と“師匠”のおかげ

 結果的に2位に5打差をつける完勝だったが、本人曰く「紙一重」だったという。通算12アンダーの首位タイスタートで「目標スコアは18アンダー」だったが、最終組でともに回った谷原秀人が付かず離れずついてくる。15番のパー5でイーグルを奪い、通算19アンダーとするが、直後谷原もイーグル返し。
2打差でラスト3ホールを迎えた。

「スコアは覚えてません」と無我夢中だった。「谷原がすごいゴルフをしていたので、途中で目標を20アンダーに設定し直した」という程、神経をすり減らす戦い。ここで気合を入れ直した小田は続く16番パー3でバーディを奪い谷原を引き離し、18番もバーディ締め。5年ぶりの優勝を“62”のビックスコアで飾った。

 優勝後の会見では「今年シードを落としたら、もう戻ってこれないと思っていた」との心境を告白。昨年はショットイップスだと思うくらい不調で今年前半も調子が上がらず。「こんなゴルフ人前で見せられるものではない、ゴルフをしたくないと思うときもあった」と苦しい時期を過ごした。

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