プロが驚いたBIG JUMP!!! TSドライバー 飛びの真相を追いかける。
今、世界のプロツアーで大注目されているドライバーがある。タイトリストTS2・TS3ドライバーだ。タイトリスト史上、最も早いペースでプロのスイッチが進む超期待作。その真価を探りに米国の開発拠点に行ってきた! 構成・取材・文/高梨祥明 撮影/IJゴルフプロダクション
配信日時: 2018年9月13日 00時00分
プロトタイプを打ったホフマンが、 “ビッグ・ジャンプ!”と驚いた。
続いて、インタビューに応えてくれたのは、タイトリスト ゴルフクラブ R&D シニアバイスプレジデントのダン・ストーン氏。変わった構造にすることや、今までにない素材を使うことがTSプロジェクトの目的ではなかった、と断言する。
「すべてはパフォーマンスのために。ドライバーやフェアウェイメタルの場合は、飛距離アップという結果を確実に生み出すこと、そのためにスピードを向上させるのです。TSドライバーの開発中、チャーリー・ホフマンにプロトタイプを打ってもらったのですが、その時点でボール初速が最大で2マイル/時(約1メートル/秒)向上しました。“ビッグ・ジャンプだ!”と、彼は言いましたが、打点が安定しているトッププレーヤーにおいて、2マイル/時のボール初速アップは、まさに大いなるジャンプ、前進なのです」(ダン・ストーン氏)
我々取材陣が打った一発目から感じた明らかなスピード感の違い。それもまさに“ビッグ・ジャンプ”を体感したということなのだろう。タイトリストが世界中で展開している、TSプロジェクトというプロモーション活動も、DEMOイベントを通じて“ビッグ・ジャンプ”を実感してもらうためのもの。とにかく、打って欲しいと開発陣も口をそろえる。それほどの自信作がTSドライバーなのだ。
「すべてはパフォーマンスのために。ドライバーやフェアウェイメタルの場合は、飛距離アップという結果を確実に生み出すこと、そのためにスピードを向上させるのです。TSドライバーの開発中、チャーリー・ホフマンにプロトタイプを打ってもらったのですが、その時点でボール初速が最大で2マイル/時(約1メートル/秒)向上しました。“ビッグ・ジャンプだ!”と、彼は言いましたが、打点が安定しているトッププレーヤーにおいて、2マイル/時のボール初速アップは、まさに大いなるジャンプ、前進なのです」(ダン・ストーン氏)
我々取材陣が打った一発目から感じた明らかなスピード感の違い。それもまさに“ビッグ・ジャンプ”を体感したということなのだろう。タイトリストが世界中で展開している、TSプロジェクトというプロモーション活動も、DEMOイベントを通じて“ビッグ・ジャンプ”を実感してもらうためのもの。とにかく、打って欲しいと開発陣も口をそろえる。それほどの自信作がTSドライバーなのだ。
TS2は、これまでタイトには なかったくらいやさしいモデル!
ジャスティン・トーマスやアダム・スコットなど、世界ゴルフツアーやメジャー大会ではTS3ドライバーを使うプレーヤーの活躍が相次いでいるが、そのあたりはどうなのだろう?
「確かにメジャーや欧州ツアーではTS3の使用者が多い場合がありますが、通常のPGAツアーでは逆にTS2のほうが多かったりと、世界的に見れば、ほぼ半々の使用者割合で推移しています。TSドライバーはどちらも460ccですので、従来のように大きな偏りにはならないのです」(タルジ氏)
考えてみれば、TS3はフルサイズでソールに“シュアフィットCGウェイト”が搭載されている点で、917D2と似ている。小さなD3の後継とは言いがたい。
「許容性の指標である慣性モーメントはTS3で917D2と同等、TS2はさらに大きなものになっています」(タルジ氏)
つまり、TS2は過去のタイトリストドライバーには類するモデルがないくらい、やさしいモデルになっているということ。ついモデル名の数字に惑わされてしまうが、真相はこうである。
プレーヤーは実際に構え、打ち、フィーリングやサウンドを加味してモデルを決めているという。どちらが飛ぶ?というより、どちらが好き?と自らに問いかけるのが、TSドライバーの正しい選び方だと思う。
「確かにメジャーや欧州ツアーではTS3の使用者が多い場合がありますが、通常のPGAツアーでは逆にTS2のほうが多かったりと、世界的に見れば、ほぼ半々の使用者割合で推移しています。TSドライバーはどちらも460ccですので、従来のように大きな偏りにはならないのです」(タルジ氏)
考えてみれば、TS3はフルサイズでソールに“シュアフィットCGウェイト”が搭載されている点で、917D2と似ている。小さなD3の後継とは言いがたい。
「許容性の指標である慣性モーメントはTS3で917D2と同等、TS2はさらに大きなものになっています」(タルジ氏)
つまり、TS2は過去のタイトリストドライバーには類するモデルがないくらい、やさしいモデルになっているということ。ついモデル名の数字に惑わされてしまうが、真相はこうである。
プレーヤーは実際に構え、打ち、フィーリングやサウンドを加味してモデルを決めているという。どちらが飛ぶ?というより、どちらが好き?と自らに問いかけるのが、TSドライバーの正しい選び方だと思う。
【インタビュー】ジャスティン・トーマスは、 917D3からTS3に高速スイッチ!
917 D3(440cc)からTS3(460cc)に替えたジャスティン・トーマス。大きさの変化に違和感はなかったのだろうか?
「違和感はまったくない。TS3ドライバーを試したとき、まず飛距離性能に驚いたんだ。初速が明らかに違うと感じたからね。打感もサウンドもいい。替えることに迷いはなかった」(ジャスティン・トーマス)
TS3の初速の違い、そして飛距離に惚れ込んだトーマスは、ビッグ・ジャンプでWGCブリヂストンインビテーショナルを制した。
「違和感はまったくない。TS3ドライバーを試したとき、まず飛距離性能に驚いたんだ。初速が明らかに違うと感じたからね。打感もサウンドもいい。替えることに迷いはなかった」(ジャスティン・トーマス)
TS3の初速の違い、そして飛距離に惚れ込んだトーマスは、ビッグ・ジャンプでWGCブリヂストンインビテーショナルを制した。