米国アクシネット社及びスコッティ・キャメロンは現地16日、世界中のツアーで高い支持を得ているPHANTOMシリーズの新形状として、『PHANTOM3.2』と『PHANTOM12』をラインナップに追加することを発表。
アクシネットジャパンインク広報も「PHANTOMパターのNEWモデルとして『PHANTOM 3.2』を6月25日、『同12』を7月23日より発売いたします」と発表した。いずれも税込価格82,500円となる。
■ 名器のエッセンスを融合したコンパクトな『3.2』
「コンパクトで操作性に優れたミッドマレットで、柔らかく丸みを帯びた形状と、直線的で明確なアライメント機能を兼ね備える」とする『PHANTOM3.2』は、既報の通り、ずっとブレードユーザーだった、ルドビグ・オーバーグが直近でスイッチ。
適度なトウフローを実現する「.2」プラミングネック付きのミッドマレットで、アライメントは3本線、Tクラウン、アドレス時にボールを捉えるのに役立つオープンスロットである『ウィンドウ』など、複数の視覚要素が活用されている。R&Dのオースティ・ローリソン氏はこの形状の狙いをこう明かす。
「ミッドマレットのカテゴリーはツアーでも非常に人気が高く、3.2は過去の象徴的なキャメロンシェイプを融合させることを目指して設計しました。フェース形状には『Red X』の影響があり、丸みを帯びた輪郭には『GOLO 6』の要素があります。そこに『PHANTOM 9』のTクラウンディテールを取り入れることで、サイトラインをヘッドの前方から後方まで伸ばすことができました。さらに “スロット”はかつての『Kombi』から着想を得たもので、重量を取り除きながらも追加のアライメント機能として効果を発揮します」
SCSインサートでソフトフィールながらにボールスピードに優れ、同社によれば「Newport、GOLO、Fastbackなど丸みを帯びたパター」や「PHANTOM5や9Rのようなコンパクトなマレット型」を好む層、そして「小ぶりで操作性に優れたヘッド形状を求める人」や「やわらかな輪郭と直線的なラインの融合を好む人」に向け設計されているという。
■ シリーズ史上最も深・低重心で高MOIの『12』
紫がかったスペースグレーが目を引く『PHANTOM12』は「シリーズで最も深く低い重心を備え、安定性と寛容性を最大限に高めるため、大きく安心感のある打面サイズを実現しています」と同社。スタイルは高MOIマレット、ネックはミッドシングルベンドシャフトを採用した。
この重心設計は、マルチマテリアル構造とリングウェイトで可能になった。フェース・ボディのアルミニウムより重く、ヘッド重量の65%も占めるステンレス素材がヘッド下部と外周に集中することで、安定性と寛容性を極限まで高める。「Futuraから着想した」というローリンソン氏はこの画期的な設計についてもこう熱弁。
「PHANTOM 12の重心設計は、ストローク中にゴルファーへ非常にユニークな感覚をもたらします。ヘッドの重心とシャフト軸との距離が、スイング中の安定感につながります。また、ストロークアークの最下点にも影響を与え、ヘッドが早めに最下点を迎えることで、ボールをわずかにアッパーに捉えやすくなり、順回転を生み出しやすくなります」
ロフト3.5度、ライ角70度、33/34/35インチが用意され、グリップはグレーの「フルコンタクト」装着は共通。既報の通り『PHANTOM3』はオーバーグの他にもライアン・ジェラルドやハンナ・グリーンがSG:Puttingを良化させており、『同12』はリディア・コが投入時に「60」を出したことも記憶に新しい。両機種ともツアー実績が豊富な選択肢だ。
