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【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】米ツアーで戦うために必要なこと
【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】米ツアーで戦うために必要なこと
配信日時: 2018年11月6日 09時00分
畑岡奈紗が、「TOTOジャパンクラシック」で鮮やかな米ツアー2勝目を飾り、より強くなった姿を日本のファンに見せつけた。同日朝(米国時間3日)、山口すず夏が、米女子ツアーの来季予選会、Qシリーズ(QTにあたる)を36位タイでフィニッシュ。45位タイまでに与えられる来季の出場資格を手にした。
日本選手の前に立ちはだかる海外トップ選手達…強そう<TOTOジャパンクラシック フォトギャラリー>
昨年、宮里藍が現役を引退し、宮里美香が主戦場を日本に移すため日本のQTを受験中。そして野村敏京は故障で戦線を離脱している。上田桃子、有村智恵はすでに日本ツアーに戻ってきており、来年は、主に4人がプレーすることになる。現在、賞金ランキング5位の畑岡、賞金ランキング61位の上原彩子、67位の横峯さくら、そして山口だ。
その活躍を見守る意味も含めて、あらためて米ツアーに乗り込んで行って戦える選手の条件を考えてみたい。もちろん、技術的に通用するというのは大前提だ。それがなければQシリーズ突破や、TOTOジャパン優勝などで出場権を確保することはできないからだ。
重要になるのは、(1)自分をしっかりと持っていること(2)環境への順応力(3)忍耐力、の3つだろう。ゴルフは、スポーツの中でも自分との戦いの部分が強い。それがわかっていながら、どうしてもライバルたちを気にしたり、世間の評判を気にしたりしてしまうのが人情というものだ。日本から米国へとフィールドを変えたとき、必ずぶち当たるのが「もっと飛距離が欲しい」という“欲”との戦いだ。外国人選手との肉体的、身体能力的な差がわかっていても、試合で相手の飛距離を目の当たりにしたとき、欲は少しずつたまっていく。飛距離を求めるのではなく『自分のゴルフを貫く』ことが大切だと痛いほど知っているはずだが、その欲に徐々に負けてしまい、スイング改造を試みたり、大振りになってしまう落とし穴。これを回避するには、自分をしっかりと持ち続ける以外に方法はないからだ。
母国ではない場所で“仕事”をするのだから、(2)については誰もが覚悟して臨んでいる。それなのに、なかなかうまくいかない。その原因を探ると、やはり心のどこかで「日本とは違う」「日本にいるときと同じような状況にいたい」と思ってしまうことにある。
日本選手の前に立ちはだかる海外トップ選手達…強そう<TOTOジャパンクラシック フォトギャラリー>
昨年、宮里藍が現役を引退し、宮里美香が主戦場を日本に移すため日本のQTを受験中。そして野村敏京は故障で戦線を離脱している。上田桃子、有村智恵はすでに日本ツアーに戻ってきており、来年は、主に4人がプレーすることになる。現在、賞金ランキング5位の畑岡、賞金ランキング61位の上原彩子、67位の横峯さくら、そして山口だ。
その活躍を見守る意味も含めて、あらためて米ツアーに乗り込んで行って戦える選手の条件を考えてみたい。もちろん、技術的に通用するというのは大前提だ。それがなければQシリーズ突破や、TOTOジャパン優勝などで出場権を確保することはできないからだ。
重要になるのは、(1)自分をしっかりと持っていること(2)環境への順応力(3)忍耐力、の3つだろう。ゴルフは、スポーツの中でも自分との戦いの部分が強い。それがわかっていながら、どうしてもライバルたちを気にしたり、世間の評判を気にしたりしてしまうのが人情というものだ。日本から米国へとフィールドを変えたとき、必ずぶち当たるのが「もっと飛距離が欲しい」という“欲”との戦いだ。外国人選手との肉体的、身体能力的な差がわかっていても、試合で相手の飛距離を目の当たりにしたとき、欲は少しずつたまっていく。飛距離を求めるのではなく『自分のゴルフを貫く』ことが大切だと痛いほど知っているはずだが、その欲に徐々に負けてしまい、スイング改造を試みたり、大振りになってしまう落とし穴。これを回避するには、自分をしっかりと持ち続ける以外に方法はないからだ。
母国ではない場所で“仕事”をするのだから、(2)については誰もが覚悟して臨んでいる。それなのに、なかなかうまくいかない。その原因を探ると、やはり心のどこかで「日本とは違う」「日本にいるときと同じような状況にいたい」と思ってしまうことにある。