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【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】米ツアーで戦うために必要なこと

【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】米ツアーで戦うために必要なこと

配信日時:2018年11月6日 18時00分

例えば、英語ができないから通訳を同伴し、運転手も兼ねたマネージャーや、トレーナーなどを連れて“チーム”で試合に臨む。このこと自体は決して悪くない。だが、広大な国土を持つ米国だけでなく、アジアでも試合がある米ツアーでは、日本のように簡単に家に帰ることはできない。長期、遠征しっぱなしになるのも当たり前のため、チームで動くとプライベートがほとんどない状態になる。つまり、仕事でいい争いをしても、夜も一緒。移動も一緒。そんなことが、何週間も続いてしまう。

悪天候などのときには、日本と違って、できる限り予定のホール数を行うために、米ツアーは最大限の努力をする。サスペンデッドが何度もあることなど当たり前。月曜日までずれ込むことも、珍しくはない。これにイライラしていては、まったく自分を保てない。

飛行機で荷物がどこかへ行ってしまうケースも少なくないが、クラブが届かないなら届かないなりに対応する。日本にいるときのように契約メーカーがすぐに対応してくれないのは当たり前で、それでもあわてず、何とか対応しようとすることが必要になる。

食事も食べたいものが食べられるとは限らない。キッチン付きのホテルがどこにでもあるから、自分なり、同伴の家族なりが料理をすれば、自炊はしやすい。それでも、思うような食材が手に入らないこともあるかもしれない。外食ならなおさらだ。どんなものでも楽しんで食べられる姿勢があれば、ストレスは最低限で抑えられる。

安全面でも日本のようなことはない。夜、歩いて出歩くなどもってのほかだし、ホテルの部屋にいるときは、必ずデッドボルト(チェーン)をするのは当たり前。クラブも含めた貴重品は部屋に置きっぱなしにしない。車の中も同様だ。レストランで席を立つときは、貴重品も持つ。そんな習慣もつける。

いずれも、思うようにいかなくて当たり前だと思うこと。これだけで気持ちはずいぶん楽になり、対応を考えることができる。「なんでうまくいかないの?」と思ってしまうマイナスからのスタートとは大違いだ。

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