<資生堂・JAL レディス 3日目◇4日◇戸塚カントリー倶楽部 東コース(神奈川県)◇6487ヤード・パー72>
佐久間朱莉と桑木志帆のメルセデス・ランキング(MR)上位2人が欠場する今週、MR4位の菅楓華が優勝戦線に浮上してきた。首位と4打差の25位タイから出たこの日は7バーディ・2ボギーの「67」でラウンド。トータル8アンダー、首位と2打差の5位タイで最終日を迎える。
終わってみれば優勝戦線だが、前半は予選落ちも気になる内容だった。10番スタートの菅は、11番パー5で3打目をグリーン奥に外し、寄せきれずにボギー先行。12番パー4ではティショットを大きく曲げてピンチを招いたが2.5メートルのパーパットを沈めた。14番パー5でバーディを奪ったが、15番では2メートル弱のパーパットを外してボギーと、いい流れを作れない。前半を終えて予選通過ライン上のトータル2アンダーで折り返した。
「前半は予選(通過)も危なかった」と振り返ったが、ラウンド中は終始冷静。「バーディを1つ獲れれば、大丈夫と思っていました。前半は難しいラインについていて、惜しいバーディパットがたくさんあったので、『悪くない、悪くない』と思っていました」
折り返した1番で1メートルにつけてバーディを奪うと、4番パー4で「絶対に入る」と強い気持ちで打った10メートルが沈んでスイッチが入った。そこから7番まで4連続バーディ、上がりの9番もバーディ締めで後半「30」と6つ伸ばすことに成功した。
「10メートルが入って変わりました。1つバーディを獲ってもボギーを打つと流れはよくなりませんが、2つ続くとよくなります。『今から、これから』みたいなマインドは大事だと思います。実際2つ続いて流れがよくなりました」。バーディパットを何度外しても下を向かないマインドが、菅の強さのヒミツかもしれない。
現在のMRは、2位の桑木志帆が先週の「KPMG全米女子プロ選手権」の24位タイで得る50.25ポイントが、今大会後に加算されて1204.8ポイントになるため実質1位。1、2位が欠場する今週、菅が優勝すれば「ヤマハレディース葛城」終了時以来の1位に浮上する。
「あしたは雨が心配ですが、先週で慣れているので上位に食らいついていきたい」。今季2勝目とMR首位返り咲きを視界に入れて最終日を戦う。(文・小高拓)
