今回は最新『LSドライバー』6モデルの「重心高さ」と「重心角」を計測。それぞれ「スピン量」と「打ち出し角」を示す指標になるので、自分のスイングや弾道イメージに合う組み合わせのモデルを探してみよう。今回はトップアマの小坂圭司さんと、ギアコーチの筒康博が徹底試打をした。
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【小坂】『LSドライバー』というのは、その名のとおり(ロースピン)同じシリーズの他のモデルに比べてスピンが減るという特性は共通しています。しかし、弾道傾向や振り心地はモデルによって大きく異なりますよね。
【筒】弾道傾向と振り心地は『重心高さ』と『重心角』を見ることでも分かります。『重心高さ』は数値が低いほど、ギア効果が強くなってスピンが減ります。吹け上がる傾向の強いゴルファーや曲がりをとことん抑えたい人は重心の低いモデルを選ぶと良いでしょう。一方、『重心角』は重心の深さを知る指標になります。大きいほど、深重心で打ち出し角が高くなり、慣性モーメントが高まって、オートマチックに飛ばせます。振り心地にも関わりますので、操作性とオートマ感のどちらを重視するか考えて選ぶのがおすすめです
【小坂】『LSドライバー』を選ぶときは、『重心高さ』と『重心角』を見て、あたりをつけてから試すのが良さそうですね。
【筒】自分に合ったスピン量と打ち出し角を選べば、アマチュアにとっても『LSドライバー』は飛びと方向性を最大限向上できます。注目6モデルの試打インプレッションだけでなく、『重心高さ』と『重心角』も一覧にしたので、ぜひ参考にしてくださいね。
▼ミズノ『JPX ONE セレクト』
重心高さ:32,3mm 重心角:31度
【筒】ソフトな中にも弾きのある打感で、芯を外しても初速がしっかり出ます。イメージ通りにヘッドが動く操作性の良さもポイントです
【小坂】LSの中では圧倒的に高さが出しやすく、スピンも多めです。つかまりの良さがあり、右のミスが出にくいです
▼ダンロップ『スリクソンZXi LS』
重心高さ:33.1mm 重心角:30度
【筒】 フェースが返り過ぎないので叩いても左に巻くミスが出にくいです。また直進性の高さがあり、インパクト時のロフト変化が小さいので、スピンが抑えられます
【小坂】 大きい打音で弾きの強さが感じられます。打ち出し高めでしっかりキャリーが出てくれます
▼ピン『G440 LST』
重心高さ:32.5mm 重心角:38度
【筒】 ヘッドの直進性と低スピン弾道でとことん曲がりを抑えるモデルです。LSモデルの中では圧倒的にオートマチックな振り心地で寛容性が高いです
【小坂】インパクトでフェースが真っすぐ戻る安心感があるので、とことん叩いていけます。弾道安定性が高く、平均飛距離が伸びるドライバーです
▼タイトリスト『GT3』
重心高さ:32.0mm 重心角:22度
【筒】 ソフトな打感で、重心が非常に浅いので操作性が高く、弾道の打ち分けがしやすいです。余分なスピンが抑えられるぶん、ミスヒット時のブレが小さいです
【小坂】中弾道の打ち出しで、スピン少なめの“棒球”が出るので、叩けば叩くほど飛ばせます。フィーリングの良さもピカイチです
▼キャロウェイ『クアンタム◆◆◆』
重心高さ:33.3mm 重心角:29度
【筒】 重心の浅さでスピンを抑えながら、直進性の高さでネジレの少ない弾道で飛ばせます。小ぶりなヘッドで操作性の高さもあります
【小坂】打感・打音は落ち着いていますが、インパクトの厚さで強い球が打てます。左右のブレも少ないので、パワーヒッターが安心して叩けるモデルです
▼テーラーメイド『Qi4D LS』の試打評価(シャフト:リアックス60 Mid Rotation BLUE(S))
重心高さ:29.5mm 重心角:26度
【筒】 LSの特性が濃いモデルで、とにかくスピンが抑えられます。サイドスピンを抑えて方向性を重視したい人や吹け上がる傾向の強い人にマッチします
【小坂】ボールを押し込むようなソフトな打感で、上下に打点がブレてもスピンが安定します。初速性能も高く、飛びのポテンシャルは最強クラス
■試打・解説
小坂圭司
こさか・けいじ/インドアゴルフレンジKz亀戸店支配人。所属コースでクラブチャンピオンになった経験を持つトップアマ。HS48m/sで飛距離は300ヤードを超える
筒 康博
つつ・やすひろ/過去の名器から最新クラブまで豊富過ぎる知識を持つ通称“ギアコーチ”。ドライバーのHSは42m/s。インドアゴルフレンジKz亀戸店で日々アマチュアの悩みに応える
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