世界的インフレはゴルフ界のチケット価格にも大きな影響を及ぼしている。2027年9月にアイルランドで開催される米国対欧州の対抗戦『ライダーカップ』のチケット価格が発表された。一日観戦するデイリーチケットの価格は499ユーロで発売されるのだが、英国通貨で約434ポンド、米ドルにすると586ドル…日本円ではなんと9万3000円!欧州で開催されるゴルフ大会で最高額となった。
23年のローマ大会では260ユーロだったから、実に2倍近く跳ね上がったことになる。大会を主催するDPワールド(欧州)ツアーは、「ローマ大会から大きく値上がりしたことは承知しているが、4年の間に世界中で様々なことが起きている、この値段は2025年のニューヨーク大会よりもまだ抑えられている」と話す。
25年9月にニューヨーク州ロングアイランドのベスページで開催されたライダーカップは、一日観戦の正規価格が750ドル、現在の為替で約11万8500円と高額だった。だが、これにも「この価格は世界のグローバルスポーツイベントに釣り合ったもの。『ライダーカップ』は世界中で最も人気のスポーツイベントの1つ。この価格には自信をもっているし、来たいファンがみな入場できるだろう」と自信を示す。
ちなみに練習日の入場料はお得で、火曜日、水曜日は大人89ユーロ(子供20ユーロ)。開幕前日の木曜日は大人179ユーロ(子供30ユーロ)となる。
ただ、この価格は入場するだけのもの。これとは別に『ザ・グリーン』というアイルランドを堪能できるチケットも発売され、ラウンジでドリンクや食事を楽しむことができる。その値段は一日899ユーロで約16万7200円となっている。
それでも大盛況の光景は変わらないという見込みも立っている。27年9月17〜19日、アイルランドのアデアマナーで開催されるライダーカップには1週間で25万人の来場が予想される。(文・武川玲子=米国在住)
