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【舩越園子コラム】米ゴルフ界のスターがスターである由縁
【舩越園子コラム】米ゴルフ界のスターがスターである由縁
配信日時: 2014年11月17日 03時48分
スターと言えば、この20年超、米ゴルフ界で人気ナンバー1を誇り続けているスーパースターはフィル・ミケルソン。彼も公私双方において良くも悪くも話題が豊富だ。
かつてはメジャーに勝ちかけては惜敗すること続きで、それが彼の最大の注目ポイントだった。メジャーチャンプになって以後も、2006年の全米オープンでは目前の優勝を72ホール目のミスで自ら逃す結果になり、「オレはなんてバカなんだ」という迷言を歴史に刻んだ。
マイナーリーグのピッチャーのトライアウトに挑んだこともあった。全米でチェーン展開する24時間の大衆レストラン『ワッフルハウス』のオーナーになろうとビジネス界に触手を伸ばしたこともあった。近年も自宅のあるカリフォルニア州の州税が高すぎるから引っ越しも考えていると発言して騒動になった。つい先日はライダーカップで米国チームのキャプテン、トム・ワトソンを批判し、その騒動は今なお米ゴルフ界で尾を引いている。
だが、そんな中でも、ミケルソン自身は母校アリゾナ州立大学ゴルフ部のアシスタントコーチに就任し、オーストラリアの有望高校生ゴルファーに自ら電話をかけて「ウチの大学に来ないかい?」とリクルート活動しているという明るい話題をすぐさま提供。「What’s next?(次は何だ?)がミケルソンの合言葉」と言われる由縁だ。
米ゴルフ界の選手たちがこんなふうにアクティブなのは、「思ったら、すぐやる」という彼らの性格によるところも大きいが、「思ったら、やればいい」と選手たちの自主性と自己責任に任せる米ゴルフ界の環境、それに米国の国民性も手伝っている。
選手たちのアクティブ性が周囲にすぐさま伝わるのは、良くも悪くも臆せずどんどん報じる米メディアの姿勢によるところが大きい。スーパースターのみならず、さまざまな選手のオン/オフ双方におけるさまざまな言動を、各メディアの記者それぞれが自分なりの視点に基づいて積極的に記事化している。
かつてはメジャーに勝ちかけては惜敗すること続きで、それが彼の最大の注目ポイントだった。メジャーチャンプになって以後も、2006年の全米オープンでは目前の優勝を72ホール目のミスで自ら逃す結果になり、「オレはなんてバカなんだ」という迷言を歴史に刻んだ。
マイナーリーグのピッチャーのトライアウトに挑んだこともあった。全米でチェーン展開する24時間の大衆レストラン『ワッフルハウス』のオーナーになろうとビジネス界に触手を伸ばしたこともあった。近年も自宅のあるカリフォルニア州の州税が高すぎるから引っ越しも考えていると発言して騒動になった。つい先日はライダーカップで米国チームのキャプテン、トム・ワトソンを批判し、その騒動は今なお米ゴルフ界で尾を引いている。
だが、そんな中でも、ミケルソン自身は母校アリゾナ州立大学ゴルフ部のアシスタントコーチに就任し、オーストラリアの有望高校生ゴルファーに自ら電話をかけて「ウチの大学に来ないかい?」とリクルート活動しているという明るい話題をすぐさま提供。「What’s next?(次は何だ?)がミケルソンの合言葉」と言われる由縁だ。
米ゴルフ界の選手たちがこんなふうにアクティブなのは、「思ったら、すぐやる」という彼らの性格によるところも大きいが、「思ったら、やればいい」と選手たちの自主性と自己責任に任せる米ゴルフ界の環境、それに米国の国民性も手伝っている。
選手たちのアクティブ性が周囲にすぐさま伝わるのは、良くも悪くも臆せずどんどん報じる米メディアの姿勢によるところが大きい。スーパースターのみならず、さまざまな選手のオン/オフ双方におけるさまざまな言動を、各メディアの記者それぞれが自分なりの視点に基づいて積極的に記事化している。