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無情で素敵な「ゴルフ」とは、何ぞや!? 【舩越園子コラム】

無情で素敵な「ゴルフ」とは、何ぞや!? 【舩越園子コラム】

配信日時:2021年8月16日 12時30分

しかし、そんなヘンリーが11番からガラガラと崩れ始めたのは、なぜだったのか。それでも彼には72ホール目にまだチャンスが残されていた。だが、沈めれば優勝となる6メートルのバーディパットを外し、沈めれば7人によるプレーオフ進出となる1.5メートルのパーパットも外し、完全優勝も復活優勝も逃す結果になった。

「どちらのパットも、ものすごく入れたかった。このショックから、しばらく立ち直れそうにない」

勝利を決するサドンデス・プレーオフは6人による戦いになった。その1ホール目の18番(パー4)。ピン1.2メートルを捉えたアダム・スコット(オーストラリア)の第2打は、あまりにも見事だった。他の5人全員がパーとした後、最後に残されたのがスコットの1.2メートルのバーディパットだった。
それは、きっとウイニングパットとなるはずだと誰もが思ったことだろう。しかし、スコットのバーディトライはカップ左を擦り抜けていった。

「心を偽ることはできない」

そんな前日のスコットの言葉が思い出された。米ツアー通算14勝を誇るスコットだが、今季は振るわず、フェデックスカップランク121位で今大会に臨んでいた。これから始まるプレーオフ・シリーズへの進出と来季シード権がかかるランク125位以内に入れるかどうかの瀬戸際だったスコットは、あの1.2メートルをどうしても沈めたかったに違いない。

しかし、沈めることができなかったのは、勝利を欲する心が先走ったせいだったのか。その答えは、きっとスコットにも誰にもわからない。「それが、ゴルフ」なのだとすれば、ゴルフは無情だ。

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