しかし、ゴルフの世界はシニアツアーを除いて相変わらず無観客での開催が続いている。観客を入れられない理由ばかりが聞こえてくる。観客収入ではなくスポンサーからの収入に依存するビジネスモデルだからといって、それに甘えているままでは、ファンは置き去りだ。「コロナだから仕方ない」「こんな状況じゃ無理」。そんな無責任な言葉で“お上”や“世論”の様子をうかがい、ファーストペンギンになることを恐れているのでは、コロナ禍に飲み込まれてしまう。目先ではなく、10年後、20年後のツアーがどうなっているかを考えれば、おのずと答えは出るはずなのだが。(文・小川淳子)