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風評に振り回されるのではなく、道を切り開かなければ【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】
風評に振り回されるのではなく、道を切り開かなければ【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2020年9月22日 09時04分
プロスポーツの世界は、週休2日で土日は休み、という会社員と最初からまったく違っている。風評に振り回されていては成り立たない。どんなときにもこのことを踏まえて、ファンを大切にし、社会的に何をすべきかを考えていかなくては存在価値がなくなる。プロ野球もJリーグも感染対策を強化した上でこの連休中に観客の上限を上げ、ファンに喜ばれている。入場料収入という一番大切なものなしにはやっていかれないというふところ具合がその原動力だとしても、プロスポーツとして正しい方向を向いていることがよくわかる。
しかし、ゴルフの世界はシニアツアーを除いて相変わらず無観客での開催が続いている。観客を入れられない理由ばかりが聞こえてくる。観客収入ではなくスポンサーからの収入に依存するビジネスモデルだからといって、それに甘えているままでは、ファンは置き去りだ。「コロナだから仕方ない」「こんな状況じゃ無理」。そんな無責任な言葉で“お上”や“世論”の様子をうかがい、ファーストペンギンになることを恐れているのでは、コロナ禍に飲み込まれてしまう。目先ではなく、10年後、20年後のツアーがどうなっているかを考えれば、おのずと答えは出るはずなのだが。(文・小川淳子)
しかし、ゴルフの世界はシニアツアーを除いて相変わらず無観客での開催が続いている。観客を入れられない理由ばかりが聞こえてくる。観客収入ではなくスポンサーからの収入に依存するビジネスモデルだからといって、それに甘えているままでは、ファンは置き去りだ。「コロナだから仕方ない」「こんな状況じゃ無理」。そんな無責任な言葉で“お上”や“世論”の様子をうかがい、ファーストペンギンになることを恐れているのでは、コロナ禍に飲み込まれてしまう。目先ではなく、10年後、20年後のツアーがどうなっているかを考えれば、おのずと答えは出るはずなのだが。(文・小川淳子)