ここ数年、ドライバーは10K(10,000g/㎠)と名の付くモデルが発売されるなど、MOI(慣性モーメント)の大きさが話題になっている。しかし、普段からトラックマンを使ってゴルフクラブの性能をチェックしているツアープロの市原建彦は、別の視点でMOIを分析していた。
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各社から10Kと名の付くモデルが発売され、「MOIの大きいモデル=やさしい」というイメージが定着しつつあります。しかし、スイングによって高MOIモデルとの相性の良さは変わります。つまり、10Kが誰にでもやさしいというわけではありません。
以前はアベレージモデルが460㎤、ツアーモデルが440㎤など、サイズを変えていましたが、最近のゴルフメーカーはツアーモデルもアベレージ向けも460㎤と同じ大きさで、MOIを変えた兄弟モデルを発売するようになってきています。ヘッド体積ではなくMOIの違いで『MAX』『LS』などを分けるようになっているのです。
では、どうやってドライバーを選べばいいのか。まずは目を閉じて、右足の前あたりまでテークバックしてください。このとき、フェースがほぼスクエアの状態をキープできていれば、『ストレート型』。フェース開閉をほとんど使わずにスイングするので、10Kなどの高MOIヘッドと相性が良いタイプです。
一方で、右足の前までテークバックしたときに45度以上開いている方は『アーク型』。フェース開閉を積極的に使うタイプなので、『LS』モデルなど、MOIが低いモデルと相性ばっちりです。
右足の前で、フェースが30度ほど、わずかに開く方は『セミアーク型』で、穏やかにフェースを開閉するタイプ。兄弟モデルの中でも、標準的なMOIのモデルを選ぶのがオススメですよ。
今回は32種類の最新ドライバーを試打評価し、『ストレート型』『セミアーク型』『アーク型』の3種類に分け、性能早見表を作成しました。ぜひドライバー選びの参考にしてくださいね。
▼『ストレート型』
・テーラーメイド『Qi4D MAX』
・キャロウェイ『クアンタム MAX』
・キャロウェイ『クアンタム MAX D』
・タイトリスト『GT1』
・ピン『G440 K』
・ピン『G440 K HL』
・ブリヂストン『BX2 HT』
・コブラ『OPTM MAX K』
・本間ゴルフ『TW777 MAX』
・プロギア『RS MAX』
・フォーティーン『DX-003』
・グローブライド『オノフ AKA』
▼『セミアーク型』
・テーラーメイド『Qi4D』
・テーラーメイド『Qi4D MAX LITE』
・キャロウェイ『クアンタム MAX FAST』
・ダンロップ『ゼクシオ14』
・ダンロップ『ゼクシオ14+』
・タイトリスト『GTS2』
・タイトリスト『GTS3』
・ミズノ『JPX ONE』
・ミズノ『JPX ONE セレクト』
・コブラ『OPTM X』
・コブラ『OPTM MAX D』
・本間ゴルフ『TW777』
・プロギア『RS』
・フォーティーン『DX-001』
▼『アーク型』
・テーラーメイド『Qi4D LS』
・キャロウェイ『クアンタム ◆◆◆ MAX』
・キャロウェイ『クアンタム ◆◆◆』
・キャロウェイ『クアンタム ◆◆◆ TD』
・タイトリスト『GTS4』
・プロギア『RS F』
■解説 市原建彦
いちはら・たつひこ/1978年生まれ。世界ジュニアで優勝してプロデビュー。ツアー通算1勝。最新クラブの分析に定評がある