カラーやデザイン、素材にフィーリングなど、ゴルファーのニーズにあわせて多くの商品がラインナップされているグリップ。なかでも、重さはスイングに大きな影響を及ぼす要素。重さが変わると、どんな変化が現れるのかをクラブフィッターの鹿又芳典に解説してもらった。
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基本的にグリップが軽くなるとヘッドの重さを感じやすくなり、グリップが重くなるとヘッドの重さを感じにくくなる。これを利用してスイングを調整することができるのですが、グリップの重さが変わることのメリットとデメリットを知っておくことも大切です。
例えば、グリップを軽くするとヘッドの重さを感じながら気持ちよく振り抜ける人がいる半面、手元の重さを感じられず、インパクトで手元が浮いてしまう人もいる。一方で、グリップを重くすると手元の軌道が安定する人もいれば、グリップの重さに負けて振り遅れたり、ダフリやすくなったりする人もいる。
グリップの重さが 4~ 5g違えば、スイングバランスが1ポイント変わる。グリップが10 g 軽くなれば2ポイント、15 gだと3ポイント重くなる。D0、D1といったバランスを変えることができるわけですが、バランスを合わせるためにグリップの重さを変えるのは、スイングに悪影響を及ぼす可能性が高いので注意が必要です。
これらの長所と短所を見極めたうえで、今のクラブでヘッドの重さを感じられない人は軽めのグリップに、ヘッドが重過ぎる人や手元の軌道が安定しない人は重めのグリップに替えることで、比較的安価にスイングを調整することができます
ちなみに、グリップの重さは60年以上変わっていない。はじまりは1953年、ゴルフプライドの創業者トーマス・フェイウィック氏がスリップオンタイプのラバーグリップを開発。そのときのグリップの重さが 50g 前後。それが現代まで引き継がれて、今でもこの重さがスタンダードになっています。
ただし、昔に比べてクラブが大型化&長尺化している今、グリップの重さにもバリエーションが増えているんです。
