最近のウェッジはソールグラインドの種類が豊富で選択肢が多い反面、どれを選べばいいのか分かりづらい部分もある。そこで、最新42モデルのウェッジをプロゴルファーの海老原秀聡が試打をして、ソールグラインドに基づきタイプ別に分類。スピン性能や各種機能を評価した上で、自分に合ったモデルの選び方を解説してもらった。
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ウェッジのソール形状は以下の4タイプに分類できます。また、どのようにアプローチを打つかによって使いやすさが変わります。
(1)【シャロー】タイプ
ソール後方のトレーリングエッジ全体が削り落とされることで、バンス角が小さくなっている。フェースを開いて緩やかな入射角で打ち、意図してスピンをかけやすい。
(2)【マニュアル】タイプ
トゥ・ヒール部分が削り落とされていることで、ソールが三日月状に見える。【シャロー】タイプよりは若干バンスが利くものの、フェースを開きやすく、クラブを操っていろいろな球を打ち分けやすい。
(3)【オートマ】タイプ
バンス角が大きめでソール中央部を中心にボリュームがある形状。ソールすると刃が浮きやすいので、少しハンドファーストにして使うのがオススメ。
(4)【打ち込み】タイプ
トレーリングエッジ全体にバンスがある幅広いソール形状。スクエアなままハンドファーストに使いやすいので、鋭角に打ち込んでも刺さらず、ミスに強い。
スピンをかけたアプローチが打ちたいなら【シャロー】タイプが理想で、フェースを開いて使うことが多いなら【マニュアル】タイプ、スクエアフェースのまま小細工しないなら【オートマ】タイプ。上から打ち込んで打つタイプの人やバンカーが苦手な人は【打ち込み】タイプがやさしく使えると思います。
使い方がピンとこない人は、自分のアプローチの構えとボール位置で判断するといいでしょう。
(1)【シャロー】タイプにマッチしやすいボール位置と打ち方
ボール位置は真ん中よりも左、左胸の下くらい。シャローな入射角でバンスをあまり当てずに打ちたい。ハンドレートになってもOKで、フェースを開いてロフトを増やして打てばスピンをかけられる。
(2)【マニュアル】タイプにマッチしやすいボール位置と打ち方
ボール位置は真ん中くらいで、シャフトが地面と垂直になるようなポジションが基準。フェースを開いて使いやすいウェッジなので、スクエアよりもちょっと開いて構えた方が性能が生かせる。
(3)【オートマ】タイプにマッチしやすいボール位置と打ち方
フェースを開くとバンスが出て刃が浮きやすいので、スクエアなまま、ボール位置は真ん中よりボール1個ぶんくらい右寄りにセットしたい。手元が左股関節前くらいのハンドファーストが理想。
(4)【打ち込み】タイプにマッチしやすいボール位置と打ち方
バンスが大きいので、ボール位置は右ツマ先前くらいまで右寄りにし、フェースはスクエアなまま。リーディングエッジが浮いて見えなくなるくらいまでハンドファーストに構えてOK。
構え方や打ち方によって適正なソール形状が変わるからこそ、種類が豊富になっているウェッジ。自分に合うものが見つかればミスもぐんと減るので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
■試打・解説
海老原秀聡
えびはら・ひであき/1990年生まれ。繊細な感覚を言語化できる試打巧者。「GOLF&FITNESS POINT 芝浦」でレッスンを行う
