『UT(ユーティリティ)部門』
【古江彩佳】
6U:ピン G430(30度/MCH 60S)※2023年発売
佐久間なども使用する人気モデルで、球の上がりやすさやつかまりに定評がある。シャフトは、ヘッドが走り過ぎず、ほどよい「しなり」を感じることができるため、コントロールしやすいというメリットがある。
【青木瀬令奈】
5・6U:ダンロップ スリクソン Z H65 2016(25・28度/アッタス HY IPブルー 65R)※ 2016年発売
7U:ダンロップ スリクソン ZX(30度/アッタス MB HB 65R)※2020年発売
7番アイアンを抜いて、5U・6Uを長く使用。「『スリクソン ZX』は30度に寝かせてもらって(7番アイアンの代わりに)7Uとして使っています。7番アイアンと比べるとスピン量が800回転ぐらい増えて、キャリーが一緒でした。私たち女子プロのシャフトのフレックスは『5SR』や『65R』です。でも10球くらいだったら『7X』が問題なく振れちゃいます。それをしないのは、週6〜7日ゴルフをする中で、最大値の一歩手前くらいで同じように打てるクラブを選んでいるからです」。
【河本 結】
3・4U:キャロウェイ XR16 OS(19・22度/MCH70-S)※2016年発売
「10年近く使っています。替えられない理由は、スピン量と飛距離が安定していて、曲がり幅も一定だからです。ウッドは3Wしか入れないので、3Uと4Uを入れています。3Uではドローを打って飛距離を調整することもあります」
【堀 琴音】
4・5U:ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE GR(23・25度/MCH 60S)※2012年発売
「一番こだわっているのはUTです。私にとってUTは生命線なのでブレてはいけない。溝がなくなり、新しいものに替えたこともありますが、スピンの入り方など、このモデルを超えるものがないと替えられません」
【原英莉花】
4U:キャロウェイ APEX UW(21度/ベンタスブルー7S)※2022年発売
「前からUTが苦手なんですが、今のモデルに替えてUTが打てるようになりました」。FWよりも簡単に球が上がって距離を出しやすく、UT以上の優れた操作性も兼ね備えるモデル。ヘッド形状はFWとUTの中間で、アイアン感覚で打ちやすい。
【神谷そら】
3U:キャロウェイ APEX UW(19度/24 VENTUS BLACK 6X)※2022年発売
多くのツアープロが使用する名器と言われるUW。UTとFWのいいとこどりで、やさしさと操作性を両立する。
【安田佑香】
4・5U:スリクソンZX Mk II(22・25度/ATTAS MB HY 75R)※2022年発売
「UTも新しいモデルではなく、少し前のモデルを使っています。コントロールしやすい点がお気に入りです。シャフトは、硬過ぎず適度にしなってくれることで、つかまえやすい感覚があります。何より“振り感”が良く、これもあまり替えていません」
【吉田優利】
4U:ブリヂストン ツアーB JGR(22度/ATTAS EZ370 75S)※2019年発売
非常につかまりが良くて上がるモデル。米ツアーの硬いグリーンだとつかまりも打ち出し高さもクラブに求めて使用している。
【政田夢乃】
4・5・6U:キャロウェイ マーべリック MAX(21・24・27度/フブキ AX h350 S)※2020年発売
「もともとUTが苦手で、やさしいヘッドを入れています。小ぶりなヘッドだと、右にも左にもミスしがち。このヘッドだとミスの原因も分かりやすくかったんです。ちょっとグースネックでやさしいので、これを使っています」
【西村優菜】
6U:キャロウェイ エピック STAR(26度/MCI 60R-350)※2017年発売
高いボール初速と、高い寛容性を実現させた。西村が長く愛用しているのは6Uで、飛距離不足をカバーしているお助けクラブ。
【木村彩子】
4・5U:ピン G425(22・26度/スピーダーNX HB 65S)※2020年発売
「ピンのUTはずっと使っていますが、やっぱり顔が好きなんです。リーディングエッジが丸くないのが良い。真っすぐだとラインが出せるイメージが出ます。球が拾いやすく、適度にスピンが入って高く上がり過ぎない。中弾道で狙えるので、タテ距離が合わせやすいんです」