JLPGAツアー
国内女子 ライブフォトなど多彩なコンテンツを配信!
キム・ハヌルをリベンジに導いたのは“バンカー叩き”【辻にぃ見聞】
キム・ハヌルをリベンジに導いたのは“バンカー叩き”【辻にぃ見聞】
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2017年5月2日 04時13分
■ショット力向上の鈴木愛 秘密は“股関節”にアリ!
一方ハヌルにプレーオフで敗れた鈴木愛。今季未だ未勝利の鈴木だが、ショットの精度は昨年以上だと辻村氏。「オフから取り組んでいるショットが結果を出しているな、という印象です。それは数字にも表れていて、昨年29位だったパーオン率は現在12位。飛躍的に順位を上げています」。
要因は下半身の使い方だ。「昨年は低重心だったけど、股関節の深みが足りない印象でした。それが今年は股関節でクラブを動かせるようになったことで、バックスイングで右足に乗った圧を左足の深い位置へ移動できるようになっています。それにより手元でラインを出すというよりも、下半身でラインを出す感じになっています。何が良くなったってインパクトの“音”が良くなりました。パシャンと上ずった音が出ることがあった昨年に比べて、今年はズトンという深いところから出ている音になりました。この変化がショット力向上に大いにつながっています。あとはパターと噛み合ってくればすぐに優勝できるでしょう。また、パーオン率がトップ5に来るレベルになれば女王も見えてくると思います」
■東コースから西コースへと変わった今季初メジャー 有利なのは…
最後に今週開催される今季メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」について。今年は2014年以来となる西コースでの開催となる。このコース変更について語ってくれた。
「やはり飛距離が出る人が有利という印象を受けます。私の感覚ですが東よりも西の方が広く見えますね。もちろん林間コース特有の狭さはありますが、ラフも短めでした。そしてもう1つ、このくらいの時季からフライヤーが出始めます。グリーンはかなりの固さと速さがありますから、2打目がミドルアイアンとショートアイアンでは止まり方が変わってきます。このあたりも飛ばし屋のアドバンテージと言えるでしょう」
ただし、飛ばせばよいというものではないのがメジャーのコース。「飛距離と同じくらい経験がモノを言うと思います。このコース特有の攻め方があり、手前なら絶対OKというわけではなく右に打った方が良いケースも多々あります。次を狙う戦略をしっかりと立てて、精度の高さで狙い通りに打っていけなければメジャータイトルは手に入りません」
注目すべきは「ここまでの試合で好成績を挙げている選手」と言う。「シード組、QT組問わずほとんどの選手がオフの時点から前半戦で照準を絞っている大会です。とは言え誰でも良いスコアが出せるものではありません。これまでに何かしらの数字の裏付けがある選手が上位をにぎわす可能性が高いでしょう」
一方ハヌルにプレーオフで敗れた鈴木愛。今季未だ未勝利の鈴木だが、ショットの精度は昨年以上だと辻村氏。「オフから取り組んでいるショットが結果を出しているな、という印象です。それは数字にも表れていて、昨年29位だったパーオン率は現在12位。飛躍的に順位を上げています」。
要因は下半身の使い方だ。「昨年は低重心だったけど、股関節の深みが足りない印象でした。それが今年は股関節でクラブを動かせるようになったことで、バックスイングで右足に乗った圧を左足の深い位置へ移動できるようになっています。それにより手元でラインを出すというよりも、下半身でラインを出す感じになっています。何が良くなったってインパクトの“音”が良くなりました。パシャンと上ずった音が出ることがあった昨年に比べて、今年はズトンという深いところから出ている音になりました。この変化がショット力向上に大いにつながっています。あとはパターと噛み合ってくればすぐに優勝できるでしょう。また、パーオン率がトップ5に来るレベルになれば女王も見えてくると思います」
■東コースから西コースへと変わった今季初メジャー 有利なのは…
最後に今週開催される今季メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」について。今年は2014年以来となる西コースでの開催となる。このコース変更について語ってくれた。
「やはり飛距離が出る人が有利という印象を受けます。私の感覚ですが東よりも西の方が広く見えますね。もちろん林間コース特有の狭さはありますが、ラフも短めでした。そしてもう1つ、このくらいの時季からフライヤーが出始めます。グリーンはかなりの固さと速さがありますから、2打目がミドルアイアンとショートアイアンでは止まり方が変わってきます。このあたりも飛ばし屋のアドバンテージと言えるでしょう」
ただし、飛ばせばよいというものではないのがメジャーのコース。「飛距離と同じくらい経験がモノを言うと思います。このコース特有の攻め方があり、手前なら絶対OKというわけではなく右に打った方が良いケースも多々あります。次を狙う戦略をしっかりと立てて、精度の高さで狙い通りに打っていけなければメジャータイトルは手に入りません」
注目すべきは「ここまでの試合で好成績を挙げている選手」と言う。「シード組、QT組問わずほとんどの選手がオフの時点から前半戦で照準を絞っている大会です。とは言え誰でも良いスコアが出せるものではありません。これまでに何かしらの数字の裏付けがある選手が上位をにぎわす可能性が高いでしょう」