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2日続けて首位を守った幡地隆寛 週末で米国挑戦に弾みをつける

2日続けて首位を守った幡地隆寛 週末で米国挑戦に弾みをつける

配信日時:2021年11月12日 17時01分

トップタイを守った幡地隆寛 決勝ラウンドでは集大成のゴルフを見せたい
トップタイを守った幡地隆寛 決勝ラウンドでは集大成のゴルフを見せたい (撮影:上山敬太)
三井住友VISA太平洋マスターズ 2日日◇12日◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

首位タイから出た幡地隆寛は、前半のアウトで2つスコアを落としたものの、後半3つのバーディを奪って「69」。トータル4アンダーで首位タイを守った。来年の米国挑戦に向けて、残り2日間でさらに自信を深めたい。

幡地の躍進は“短尺パター”が支えていた?【写真】

2019年のドライビングディスタンス315.3ヤードで2位、今季は313・3ヤードで1位に立つ。世界基準の飛距離と言われて久しいプロ7年目の28歳。20歳ごろから周囲には「アメリカで通用する」といわれていて、自身でもぼんやりとその夢を描いていた。「気づいたらもう28歳になっていたので。絶対にチャレンジして損はないと思っています」。来年、米国下部ツアーのコーンフェリーツアーの予選会を受けること明らかにした。

周りから世界最高峰の舞台を勧められても、20代前半では決意できなかった。「パッティングやアプローチ、ショートアイアンの精度など、自分がやっていけるほどのレベルなのか」。飛距離は他を圧倒するが、ショートゲームに難点あり。国内ツアーで結果を残せず、自信が持てていない部分もあった。もちろん林でセパレートされたり、ドッグレッグホールが日本では多く、「気持ちよく振れる」コースが少ないことも一因だ。しかし、今年はトップ10入り3回など初の賞金シードを確定させている。「ショートゲームの欠点もだいぶ克服できて、レギュラーツアーでも戦えるようになってきた。(米国でも)『やれるんじゃないか』という自信が湧いてきました」。

飛距離が武器だが、この2日間はショートゲームが主役だ。「しのいでしのいでつかんだ2日間。今までにない」と、高評価。この日は「朝イチのティショットで5番ウッドがチーピン」と、スイングのイメージが良くない一日だったが、グリーン上では1〜1.5メートルのパットを一度も外さず、流れを切らさずに後半伸ばすことができた。

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