最近のウェッジはソールグラインドの種類が豊富で選択肢が多い反面、どれを選べばいいのか分かりづらい部分もある。そこで、最新42モデルのウェッジをプロゴルファーの海老原秀聡が試打をして、ソールグラインドに基づきタイプ別に分類。スピン性能や各種機能を評価した上で、自分に合ったモデルの選び方を解説してもらった。
◇ ◇ ◇
最近のウェッジにソールバリエーションが多いのは、ソール形状によってウェッジの機能に大きな差が生まれるからです。また、打ち方によって適正な形状が変わることも要因でしょう。
ソールの“出っ張り”であるバンスは大きいほどダフリをカバーするものの、クリーンにボールを拾ったりフェースを開く際には邪魔になりやすいのがデメリット。だからこそソールの特徴を見極めて自分の打ち方に合ったソールを選ぶことが重要なんです。
ソールの形状(グラインド)は大きく4つのタイプに分類できます。
ソール後方が大きく削られているのが【シャロー】タイプ。ソール後方のトレーリングエッジ全体が削り落とされることで、バンス角が小さくなるので、フェースを開いて緩やかな入射角で打ち、意図してスピンをかけやすいのが特徴です。ただし、鋭角に打ち込むと刃が刺さってミスになりやすい難しさもありますね。
ソールのトゥとヒールが削られているのが【マニュアル】タイプのウェッジ。トゥ・ヒール部分が削り落とされていることで、ソールが三日月状に見えるものが多いです。【シャロー】タイプよりは若干バンスが利くものの、フェースを開きやすく、クラブを操っていろいろな球を打ち分けるのに適していますね。
ソール中央に大きなバンスがあるのが【オートマ】タイプです。バンス角が大きめでソール中央部を中心にボリュームがある形状なので、ソールすると刃が浮きやすい。少しハンドファーストにして使いたいタイプです。フェースを開かずにスクエアに使い、小細工せずにオートマチックな打ち方に合っています。
トレーリングエッジ全体にバンスがある【打ち込み】タイプは、名前の通り打ち込んでもやさしいのが特徴。トレーリングエッジ全体にバンスがある幅広いソール形状なので、スクエアなままハンドファーストに使いやすい。鋭角に打ち込んでも刺さらず、ミスには強い。バンカーでも砂を飛ばせて脱出しやすいやさしいソールとなっています。
最新ウェッジ42モデルのタイプ別一覧
【シャロー】タイプ
・タイトリスト『ボーケイ SM11 Mグラインド』
・タイトリスト『ボーケイ SM11 Tグラインド』
・キャロウェイ『OPUS SP Tグラインド』
・キャロウェイ『OPUS SP Cグラインド』
・ダンロップ『クリーブランド RTZ2 Lowグラインド』
・ピン『s259 Tグラインド』
・テーラーメイド『MG5 LBグラインド』
・コブラ『キングウェッジ Tグラインド』
・本間ゴルフ『HONMA WEDGE Cグラインド』
【マニュアル】タイプ
・タイトリスト『ボーケイ SM11 Sグラインド』
・タイトリスト『ボーケイ SM11 LowKグラインド』
・ダンロップ『クリーブランド RTZ2 Adaptグラインド』
・ダンロップ『クリーブランド RTZ2 588グラインド』
・ピン『s259 Bグラインド』
・ピン『s259 Eグラインド』
・テーラーメイド『MG5 SBグラインド』
・コブラ『キングウェッジ Vグラインド』
・コブラ『キングウェッジ Wグラインド』
・ブリヂストン『バイティングスピン2 Mグラインド』
・ミズノ『ミズノプロ T-3 Cグラインド』
【オートマ】タイプ
・キャロウェイ『OPUS SP Sグラインド』
・キャロウェイ『OPUS SP Xグラインド』
・キャロウェイ『Xフォージド Cグラインド』
・ダンロップ『クリーブランド RTZ2 Midグラインド』
・ピン『s259 Sグラインド』
・ピン『s259 Hグラインド』
・テーラーメイド『MG5 HBグラインド』
・コブラ『キングウェッジ Dグラインド』
・プロギア『0ツアーウェッジ』
・ミズノ『ミズノプロ T-1 Vグラインド』
・フォーティーン『FR-5』
・キャスコ『オルカスタジオ』
・ロイヤルコレクション『BB PLUS』
【打ち込み】タイプ
・タイトリスト『ボーケイ SM11 Dグラインド』
・タイトリスト『ボーケイ SM11 Kグラインド』
・キャロウェイ『OPUS SP Wグラインド』
・ダンロップ『クリーブランド RTZ2 Fullグラインド』
・ピン『s259 Wグラインド』
・ブリヂストン『バイティングスピン2 Aグラインド』
・フォーティーン『FR-3』
・キャスコ『DW-125G HIGH SPIN』
・ゴルフパートナー『ネクスジェンフォージド』
