最新アイアンをHS40m/s前後で試打し、「飛距離」「つかまり」「操作性」「寛容性」「スピン」「高さ」の6項目でそれぞれ10段階で採点しつつ、インプレッション評価を行った。
少し前まで、軟鉄鍛造アイアンは打感や操作性が良くて、ポケットキャビティは寛容性と飛距離性能が高いというのが定説でした。しかし、最近は軟鉄鍛造モデルでも飛距離性能が高いものや、ポケットキャビティや中空でも打感や操作性が良いモデルが出てきており、素材や構造だけでアイアンを判別することが難しくなりました。
では何を基準に選べばいいのか? 最初に確認すべきはロフト角です。7番アイアンでロフト29度以下なら『飛距離重視系』、ロフト30~31度は『バランス型』、ロフト32度以上は『コントロール系』というように、メーカーもロフト別に性能を変えています。
今回は、最新アイアン41モデルを試打し、飛距離とキャリーから算出した「飛び指数」をタテ軸、スピン量と落下角から導き出した「止まる指数」をヨコ軸にして、分布図を作成しました。左上から右下にかけて並び、右上の「飛んで止まる」左下の「飛ばずに止まらない」というゾーンが空くことから、「飛び」と「止まる」は基本的に反比例の関係にあることがあらためて分かりました。
そのため、自分にとって「飛び」と「止まる」のどちらの優先度が高いかを考慮した上でクラブを選んでほしいと思います。その範囲の中で、性能面とフィーリング面が合うモデルを選べば、スコアアップに直結するはずですよ。
▼ロフト29度以下『飛び系』
・PXG『0311 XP GEN8』
・キャロウェイ『クアンタム MAX FAST』
・キャロウェイ『クアンタム MAX』
・キャロウェイ『Xフォージドスター』
・テーラーメイド『Qi MAX』
・ブリヂストン『BX2HT』
・ダンロップ『ゼクシオ14』
・ダンロップ『ゼクシオ14+』
・ミズノ『JPX S40 フォージド』
・ミズノ『Mizuno Pro M-15』
・本間ゴルフ『TW777 PCB MAX』
・ダンロップ『スリクソン ZXi4』
・タイトリスト『T350』
・ピン『G440』
・ピン『i540』
・コブラ『3DP X』
・ゴルフパートナー『ネクスジェン NS250』
▼ロフト30度~31度『バランス型』
・テーラーメイド『P8CB』
・テーラーメイド『P790』
・テーラーメイド『Qi MAX LITE』
・ブリヂストン『258CBP』
・ブリヂストン『242CB+』
・プロギア『02 アイアン』
・本間ゴルフ『T//World Vx』
・本間ゴルフ『T//World Px』
・フォーティーン『TB-3 フォージド』
・PXG『0311 P GEN8』
・タイトリスト『T250』
・コブラ『3DP ツアー』
・ダンロップ『スリクソン ZXi5』
▼ロフト32度以上『止まる系』
・タイトリスト『T100』
・タイトリスト『T150』
・タイトリスト『T250 ローンチスペック』
・ブリヂストン『241CB』
・ダンロップ『スリクソン ZXi7』
・プロギア『01 アイアン』
・ミズノ『Mizuno Pro M-13』
・本間ゴルフ『T//World ツアーV』
・PXG『0311 T GEN8』
・キャロウェイ『Xフォージド』
・コブラ『3DP MB』
試打・解説
■海老原秀聡
えびはら・ひであき/1990年生まれ。繊細な感覚を言語化できる試打巧者。「GOLF&FITNESS POINT 芝浦」でレッスンを行う
