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【舩越園子コラム】日本オープンの惨状と全米プロの未来

【舩越園子コラム】日本オープンの惨状と全米プロの未来

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2013年10月28日 11時52分

日本オープン月曜の最終ラウンド 緊迫の最終組もさみしくて…
日本オープン月曜の最終ラウンド 緊迫の最終組もさみしくて… (撮影:上山敬太)
 今年の日本オープンのギャラリー数が激減したという話が海を渡ってアメリカにも聞こえてきた。

 悪天候で大会は5日間に渡ったが、ギャラリー数は5日間合計でわずか9,139人。5日目の最終日は日本のナショナルチャンピオンが決まる日だった。本来なら、その胸躍る瞬間を見たい一心でゴルフファンが競って足を運び、優勝争いに釘付けになるはずの日。その5日目のギャラリー数が967人だったというのだから、日本の男子プロゴルフ界の惨状、窮状が露呈したと言わざるを得ない。

 その原因は米ツアー参戦中の石川遼松山英樹が不在だったから――というのが、日本における関係者の大方の見方のようだ。

 スターが出場すれば大勢のギャラリーが押し寄せるが、スター不在となればギャラリーは激減。この傾向はもちろん世界共通で、米ツアーでもタイガー・ウッズフィル・ミケルソンが出るか出ないかによってギャラリー数は大きく異なる。

 だが、たとえビッグスターが出なくても、米ツアーの大会で1日のギャラリー数が1000人前後まで落ち込むことは絶対にない。大会4日間のギャラリー数の合計が1万人割れするなんてことは起こりえない。

 となれば、日本オープン低迷の原因は、石川と松山が不在だったことだけではなく、2大スター不在という以外に、もっと大きくて根本的な原因があるはず。

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