<全米女子オープン 事前情報◇1日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇6699ヤード・パー71>
ロサンゼルスのパシフィック・パリセーズにある米国屈指の名門・リビエラCC。タイガー・ウッズ(米国)がホストを務める米国男子ツアー「ジェネシス招待」の開催コースとして知られ、2028年「ロサンゼルス五輪」の会場になることが決まっている。
昨年は“アンジュレーション”という表現では収まりきらないほどの、フェアウェイに激しい起伏を持つエリン・ヒルズGCが舞台だった。対してリビエラは、最終18番こそ大きな打ち上げとなるものの、それ以外は比較的フラットなホールが続く。
ただ、特徴的なホールは数多い。グリーン中央に深くえぐれたバンカーが配置された6番パー3、フェアウェイが二手に分かれる8番、そして1オンも狙える307ヤードの10番などが代表例だ。
では、実際にコースを回った選手たちはどのような印象を抱いたのか。
昨年大会2位の竹田麗央は「天候次第ですが、バーディチャンスにつきやすいホールもいくつかあります」と話す。10番は後方のティイングエリアでは刻みを選択したが、前方のティイングエリアでは果敢にドライバーを握った。縦長のグリーン周りにはバンカーも配置されているが、「なるべくグリーンに近い方がケガが少ない」と、ドライバーで攻めるメリットの方が大きいと見ている。
また、フラットな地形ながらアンジュレーションの大きいグリーンも点在する。グリーン中央にバンカーが配置された6番もそのひとつで、多くの選手が傾斜を利用したアプローチなどを入念に確認していた。
日本からスポット参戦する尾関彩美悠は、地元・岡山県にある東児が丘マリンヒルズGCで似たようなグリーンを経験しているようで、「親近感じゃないですけど(笑)」と故郷を思い出した様子だった。
こうした難所はあるものの、多くの選手が口をそろえて挙げるのが、グリーンが極端に硬くないこと。「そこまで硬い感じがしなかった」(竹田)、「アプローチがけっこう止まります」(尾関)と話しており、全米らしい過酷なセッティングを想像していた選手たちにとっては意外な印象となっている。
昨年大会はマヤ・スターク(スウェーデン)がトータル7アンダーで優勝。24年大会はは笹生優花と渋野日向子の2人しかアンダーパーを記録できないなかで、トータル4アンダーで笹生がタイトルを手にした。
例年は耐えるゴルフが求められる全米。今年も難所は待ち受けるが、リビエラでは例年以上にスコアの伸ばし合いとなる可能性もありそうだ。(文・齊藤啓介)

