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「バーディパットが緊張する」 38ホールぶりに刻んだ“〇” 渋野日向子、苦悩の心の内

米国女子ツアー「Danaオープン」に出場した渋野日向子。初日を終えた胸の内を明かした。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年7月14日 08時36分

<Danaオープン 初日◇13日◇ハイランド・メドウズGC(米オハイオ州)◇6555ヤード・パー71>

バーディ合戦の大会で初日から出遅れた。渋野日向子は2バーディ・5ボギーの「74」で回り、3オーバー・128位タイのスタートに「悔しい場面がかなり多かった」と振り返った。

初日を終えた渋野日向子のインタビュー動画が現地から届きました!

インコースからスタートすると、出だしからショットが荒れた。10番は左に曲げて木立のなか、11番は右ラフで前方には木。いずれもボギーとしたが、それでも立ち直りを見せた。12番では奥からのアプローチを4メートルショートしたがこれを入れてパー。流れを引き寄せるかと思えたが、その後はパーを並べるのが精一杯だった。

何度も惜しいチャンスを作りながらも、つかめずに前半は終了。それでも折り返し直後の1番で、2打目を1.5メートルにつけてバーディを奪った。続く2番パー3ではティショットを左バンカーの左アゴ付近に落としたが、右足はバンカーの外で左足下がりというライから見事に3メートルに寄せてパーパットを決める。「前半に流れを作れればと思いましたし、1番でいい流れで2番もいいパーセーブができたけど」。この中盤で回復できなかったことが悔しい。

結果がよくても、気持ちは晴れない。「プラスなことを考えようとするけど、やっぱりマイナスなことを考えちゃう」と、自分でいい流れを生み出せない。「3番からちょっとよくなかったかなと思うので、流れ作りが下手くそだなと思いました」。3番パー4では納得の2打目を放つが、わずかにショート。それでもチップインを狙える位置からウェッジのアプローチを選択したが、これがピンを大きくオーバーしてしまう。ここでボギーとし、傾きかけた流れは消えていった。

ここから再びショットも荒れて苦しい展開に。7番パー5では3打目を1メートルに寄せるスーパーショットも、「当たりが薄かった」と結果オーライのショットを強調した。ここでバーディとしたが、流れを引き寄せるには遅すぎた。

攻めたい気持ちもありながら、いまは心の中で苦悩の日々。「バーディパットが来ると異常に緊張しちゃう」と、前戦の「全米女子オープン」でほとんど打たせてもらえなかったパットに自信が持てない。スイングの際の体の動きをテーマに掲げているいま、ショートゲームに緊張感が走るという面も渋野を苦しめる。

「ちょっと前進。2コ獲れたから」とこの日は2バーディ。この日の1番のバーディは、全米初日の8ホール目以来のものだ。実に38ホールぶりのバーディ。予選突破に向けてはかなり厳しい状況だが、「攻めるところは攻めて」と恐れなく攻めきって、憂さ晴らしの快ラウンドを見せてほしい。(文・高桑均)

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