ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

注目!
ツアー情報

「バーディ来ないとゴルフにならない」 渋野日向子が自分のプレースタイルを再確認

大会2日目、渋野日向子にとって久しぶりのアンダーパーのラウンドも、日米合わせて5戦連続の予選落ちとなった。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年7月15日 10時00分

<Danaオープン 2日目◇14日◇ハイランド・メドウズGC(米オハイオ州)◇6555ヤード・パー71>
 
今大会で日米ツアーを通じて5試合ぶりの予選突破を目指した渋野日向子だったが、願いは叶わず、予選落ちに終わった。2日目は3バーディ・2ボギーとひとつ伸ばしたものの、決勝進出には3打足りなかった。

次戦は欧州シリーズへ 渋野日向子の肉声をお届け!【インタビュー動画】

この2日間、バーディの数は5コ。ボギーを叩いてもそれ以上バーディで盛り返すスタイルが渋野の持ち味。ところがそれができない。「ここ何カ月か本当にバーディが少ないので、やっぱりバーディがほしい。バーディが来ないとゴルフにならないですね」と予選落ちの期間を振り返った。
 
左手首の痛みからショット不振、グリップ変更など、いろいろと取り組み、いまはその解決策として腕に頼らないスイングを模索する。その結論が体を使う、特にあばらを意識していると明かしたが、その体の動きは少しずつだが身についてきた。その甲斐あって、この日はバーディチャンスを作り出したが、「気配はあった」と、結果的に量産とはいかない。そんな状態に唇を噛む。
 
「最近ネガティブがやばかった」と気持ちも落ちていた。そんななかで、「気配がしたっていうこと自体がわたし的にはよかった」と話す。今大会前まではその気配もなかったから、2日間で大きな前進を果たした。
 
渋野は自身を「ロングゲームで獲ってきた」と、ショットでバーディを生んできた自負がある。ショートゲームで粘ってというゴルフではなく、『ドン!』とチャンスにつけるのが渋野流。「それができなくなってくるとどうしても自信が」と言う通り、そのショットの部分にメスを入れてきた。その成果が出始めていることで、気持ちはネガティブから少しだけポジティブに変わりつつある。
 
結果だけを見れば予選落ちだが、ここまでの4戦とは中身が違う。今回の気配が本物で、ピンを果敢に攻めるゴルフが戻れば、必然とバーティトライが増産される。そしてそのトライを繰り返すうちにパッティングにも自信が戻れば好循環の波が見えてくる。
 
「ヨーロッパは何かしら縁があると思っているから(笑)」と2019年の全英優勝、昨年の全英3位という過去の成績が渋野の表情を明るくする。まだまだシーズン半ば。ここからV字回復で復活してみせる。(文・高桑均)

関連記事

Danaオープンのニュース

LPGAツアー 週間アクセスランキング


大会情報

  1. JLPGA (国内女子)
    2025年3月21日 3月23日
    開催中
    Vポイント×SMBCレディス
  2. PGA (米国男子)
    2025年3月20日 3月23日
    速報中
    バルスパー選手権
  3. LPGA (米国女子)
    2025年3月20日 3月23日
    開催前
    ファーヒルズ朴セリ選手権(開催延期)
  4. ステップアップ
    2025年3月20日 3月22日
    終了
    Mitsubishi Electric Automation Women's Open
  5. DP World (欧州男子)
    2025年3月20日 3月23日
    速報中
    ポルシェ シンガポール・クラシック
  6. Asian
    2025年3月20日 3月23日
    開催中
    インターナショナルシリーズ・マカオ

おすすめコンテンツ

関連サイト