<JMイーグルLA選手権 事前情報◇14日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679ヤード・パー72>
原英莉花は1週間のオープンウィークのほとんどをゴルフ場で過ごしたという。「練習とトレーニング。芝でゴロゴロしている方が落ち着くんです」。2時間きっちり集中して球を打ち込んだあとは、少しダラダラしておしゃべり。結局、ゴルフ場に長居してしまうのだとか。
所属するNIPPON EXPRESSホールディングスの関係者と野球観戦にも行ったが、「あばらスゴイな」「初動がスゴイな」とアスリート目線で見入ってしまうのも、「勝ちて~」という気持ちが根底にあるからこそ。米国でのゴルフ漬けの日々を楽しんでいる。
ルーキーイヤーの今季はここまで4試合に出場。「フォード選手権」では最下位での予選落ちという忘れがたい出来事もあったが、自身初戦「ブルーベイLPGA」で10位に入るなど着実に結果を残し、ポイントランキングは48位。順調な滑り出しのように思えるが、「モヤモヤが残る終わり方が続いている」という心境をもらす。
「フォーティネット・ファウンダーズカップ」では最終日に「74」と落として19位、前戦「アラムコ選手権」は同じく「76」で23位だった。最終日に伸ばしきれないことが課題のひとつだ。
ゴルフには勝負どころと言われる大事な局面がある。勢いに乗るためのショット、流れを変えるパット、終盤のホールなど…。そこできちんと決められない。「平常心でプレーはできているけれど、『ここだ!』というところでグッといけないのが続いている。アクセルを踏み込んで衝突事故が起きています(笑)。いかに緩やかに踏み続けられるか」。急発進・急ブレーキはゴルフでも禁物。自然に加速していき、最後までトップスピードで駆け抜けたい。
ロサンゼルス近郊にあるこのコースは、昨年の優勝スコアがトータル21アンダーで、今年も伸ばし合いになりそう。フェードヒッターにとってティショットが打ちづらいホールが少なくはないが、「刻む選択肢を持てれば大きなミスにはならないんじゃないか」と攻略のイメージも悪くない。エンジンをじっくり温め、日曜日まで“計画的に”かつ“全力で”突っ走りたい。(文・笠井あかり)

