<全米女子オープン 事前情報◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇6699ヤード・パー71>
グラファイトデザインの新作とみられるシャフトが全米女子オープンの会場にお目見えした。
クレヨングレーのコスメに、バット部分はブラックを組み合わせた落ち着いたカラーリング。モデル名は『EK』と刻印されている。その詳細について担当者は「まだ明かせないんです…」と口を閉ざしたが、テストを行った西郷真央、竹田麗央にフィーリングを聞いてみた。
西郷は現在、同社の『VF』がエースシャフト。中間から先端にかけての剛性が高く、いわゆる叩きにいけるモデルだ。「試合に入ると何パーセントか勝手に振れてしまう」と話すように、アドレナリンの影響もあってか、練習では出ない想定外の“振り”が出ることもある。その際、この高い剛性がマッチしているという。
現在のエースと比較すると、新作については「VFを少しヘッドが走るようにした感じ」とフィードバック。シャフトが走るぶん、「距離は間違いなく新しい方が出ている」と、その効果も実感している。ただし、メジャーでのシャフト変更はリスクも伴うため、現時点ではテストまででとどめている。
一方の竹田は、『UB』が現在のエース。カタログでは中調子とされているが、こちらも先端が硬く、中元部分のしなり量が大きいタイプだ。現在はUBの5Xを使用しているが、新作シャフトでは6Sをテスト。「UBに似た感じもありますが、少ししなる感じがある」と話した。
両選手とも叩けるタイプのシャフトを好んで使用しているだけに、“走る”、“しなる”というフィードバックを聞く限りでは、つかまりの良さも期待できそうだ。昨年発売された『FI』も先端剛性が高く、叩けるシャフトとして知られているだけに、新作は異なる性格を持ち合わせるのではないか、とも推測できる。
日本ツアーでもすでにお披露目済み。これからグレーのシャフトがツアーで存在感を増していくかもしれない。(文・齊藤啓介)

