<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 事前情報◇2日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇予選=7431ヤード・パー70>
ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介!今回は国内男子ツアー今季メジャー第2戦目となる「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」が行われている、宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)から。
◇
練習日の火曜日、ドライビングレンジでは多くの選手がショット調整に励んでいた。水曜日は悪天候の予報でプロアマ戦が中止となり、コースも全面クローズ。そのため、この日に18ホールの練習ラウンドを行う選手が多く、午後6時を過ぎても熱心にボールを打ち込む姿が見られた。
そんななか、ひときわ目を引いたのが、見慣れないカラーのシャフトを試す選手たち。グラファイトデザインの新作とみられるシャフトが選手に提供され、テストが行われていた。
ツアーADシリーズの新モデルとみられるそのシャフトは、グレーとブラックを基調に『EK』のロゴが入る。これに強い手ごたえを示したのが、メジャー初戦「日本プロ センコーグループ杯」でツアー初優勝を飾り、現在ポイントランキング1位に立つ23歳のレフティ・細野勇策だ。
細野はドライバーでテスト。「構えたときからしっくりきた。良さそうだなと思って打ったらその通りだった」と第一印象から好感触。「最初は球が低かったけれど、しなるポイントが分かってくると高さも出てよかった」とうなずく。「振り下ろしてくると戻りもすごく速いので、高さも出るし、スピードもすごく出ていた」と好感触を得た。
ただ、今大会はメジャーで、優勝者には日本開催の米ツアー「ベイカレントクラシック」の出場権も与えられる一戦。現在使用する同社の『GC』も「すごく好きなので」と話し、今週の実戦投入は見送る予定。それでも、「来週からオフなので、たぶんそこでスイッチするんじゃないかなと思っています」と、新シャフト導入の可能性を示した。
2022年大会覇者で、先週「~全英への道~ミズノオープン」を4位で終えた比嘉一貴も好感触を得ている。「素振りの段階でいい感じだなと思った。(これまで)あまりそういうことがなかったんですよ」とこれまでにない手ごたえを得た。
「打ってもよかったので、あとは体が動くようになってからどうか。もう少しやってみないとなと思っています」。今大会で投入するかは検討中。初日は比嘉のドライバーのシャフトに注目したい。
また、ツアーADシリーズを長年使用する山田大晟も「つかまりが良く、最近の低スピンヘッドと相性が良さそう。(ボールが)右に滑りにくいし、操作性も高いです」と評価。今大会での使用は見送ったが、今後に向けて調整を重ねていく意向を示している。
ほか、平本世中、嘉数光倫、古川龍之介、長野泰雅らもテストを実施。いずれも手ごたえは上々の様子だった。新たな武器となり得る『EK』シャフトを今後ツアーで目にする機会は増えていきそうだ。(文・高木彩音)
