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オフからしたためた魔法の1本 西村優菜のピンチは“7番”が救う!?

オフからしたためた魔法の1本 西村優菜のピンチは“7番”が救う!?

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2022年5月31日 11時50分

全米女子オープン 事前情報◇30日◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638ヤード・パー71>

今回で本大会4度目の開催となるパインニードルズ・ロッジ&GCの設計者といえば名匠ドナルド・ロス。そしてロスといえば“シルクハットグリーン”と呼ばれるドーム型のグリーンが特徴だ。攻略するルートが1つしかないとも言われるグリーンに、練習日から多くの選手が苦戦。特にグリーン周りの難易度が高く、この大会に出るほどの選手たちのアプローチが転がって戻ってくる光景が何度も見られた。

西村優菜のドライバースイング撮影に成功【動画】

そんなグリーンに対して昨年覇者の笹生優花はユーティリティでのアプローチを練習。また、西郷真央は「ダボ(大ケガ)を打たないように」と普段ならウェッジで打つところもパターで攻めていく可能性を示唆した。そんななか西村優菜が1つの選択肢として取り入れようとしているのが7番アイアンでの転がしのアプローチだ。

転がすアプローチであれば、先述のようなユーティリティやパターがファーストチョイスとなりそうだが、「グリーン周りが硬くなっているのでウェッジが難しかったり、ユーティリティは昔から使っているのですが少し強く出るときがあって。パターはグリーンまでが長いところだと(芝に)食われてしまう」ということで白羽の矢が立った。

実はこのオフから7番のアプローチは着々としたためていた。「練習量を増やしてきて、日本の試合でも何度か使用しました。今は、意外といいイメージがありますね。7番は転がってくれるので、グリーンまでの距離があるときは使えるかなと思う」。アメリカに来て急に、というわけではなく段階を踏んで用意された新たな引き出しだ。

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